カンブリア宮殿 村上龍×経済人2 できる社長の思考とルール (日経ビジネス人文庫)

読了。
個人的な感覚ですが出来る人の話を聞くというのは元気の出ることの一つなので、読んでいて非常にポジティブになれる一冊でした。

 

目次(人物)

・安全で美味しい食
田中邦彦(くらコーポレーション社長)
伊勢彦信(イセグループ会長)
安部修仁(吉野家ホールディングス社長)
大林豁史(日本レストランシステム会長)

 

・新しい技術と価値
篠原欣子(テンプスタッフ社長)
中村義一(三鷹光器会長)
堀場雅夫(堀場製作所最高顧問)
佐々木道夫(キーエンス社長)
村上憲郎(グーグル米本社副社長兼日本法人名誉会長)
石原恒和(株式会社ポケモン社長)

 

・挫折からの挑戦
出井伸之(元ソニー最高顧問)
池森賢二(ファンケル名誉会長)
川鍋一朗(日本交通社長)
飯塚克美(バイ・デザイン社長)

 

・伝統からの脱却
小仲正久(日本香堂会長)
鈴木敬一(築地魚市場社長)
工藤恭孝(ジュンク堂書店社長)
髙木剛(元連合会長)

 

・危機感をキープするメジャー企業
木瀬照雄(TOTO会長)
加藤壹康(キリンホールディングス会長)
高須武男(バンダイナムコホールディングス会長)
新浪剛史(ローソン社長・CEO)
小林豊(小林製薬社長)

 

気になったフレーズ

仕事をする上での三つの喜び。発見の喜び、創造の喜び、上達の喜び。

考えるのは何にもとらわれない。採算は次の段階で考える。

「今は霞しか食えないけど、そのうちラーメンでも食えるようになるよ」

絶対に何をやったっておもしろおかしくできる

疲れていなかったら仕事をしていないという先入観がある日本

会議ではとにかく意見を言う。意見を言わない人は入らない。

そこにいる人たちが一生懸命やるしかない

線香と香りが好きで好きでたまらないという人たち

知識を得ることは刺激的だ

ありとあらゆる機会を使い、社員とコミュニケーションを取る

何度も失敗していいのと、失敗してそのまま放置していいのとは違う

「あったらいいな」というコピー

 

感想

(「成功」という表現は曖昧ですが)成功している経営者の言葉はやはり胸に刺さります。
一様に言えるのが誰もが順風満帆なわけでもなく、どこか挫折だったり失敗だったり、試行錯誤を繰り返して、そこからさらに突き詰めていって現在の立ち位置にあるということ。

経営者の苦労と自分の苦労を比較して「もっと大変な人はいるんだから・・・」と卑屈になる必要は全くないとは思いますが、こんな風に強く生きている人達がいるんだなと知ると元気が出ます。
なにより、人間の可能性って大きいなと感じるのです。気持ちのいい一冊。

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