日本電産永守イズムの挑戦 (日経ビジネス人文庫 ブルー に 1-32)

最近経営者の本を読むのが面白いです。
今回は日本電産の永守重信さんの本。

 

気になったフレーズ

廊下を歩く一分も百円、資料を探す一分も百円

一人の百歩よりも、百人の一歩

一円以上の支出はトップ決裁

誰でもできる簡単なことで差をつける

人間の能力差はたかが知れている

整理整頓ができているところは儲かっている

厳しい時期こそチャンス。努力を重ねた企業とそれを怠った企業の差はどんどん広がる

日曜日にサザエさんの主題歌が聞こえたら楽しくなるようでなければ社長は務まらない

「もっと働くためにはどうすればいいか」→医者「お酒をやめることです」→禁酒

 

感想

金言の集大成でした。
「人間の能力差はたかが知れている」という部分が特に面白かったです。
仕事の出来る人、凄い人を見て多くの人は「才能」と一括りにしてしまう傾向にありますが、そうではないと。
能力差ではなく、熱意、積み重ねた練習量、仕事量、そういったものが結果につながってくる。
そこから「ハードワーク」への考え方になります。

「ハードワーク」という考え方は現在ではあまり好まれる傾向ではなく「ワークライフバランス」のような考え方が好まれますが、やはり仕事を重ねていくことによって仕事が出来るようになっていくのではないでしょうか。
もちろんそういう生き方をするかどうかは当人の問題で強要するようなものではないと思うのですが。

 

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以前、自分がやっているゲームで全国トップクラスの人とお話する機会があったのですが、話を聞くとやはり努力の量が半端じゃないように感じました。
「スポーツと同じで練習をしないとうまくならない」と仰ってましたが仕事も同じ。練習していかないとできるようにならない。

仕事だと「練習」という言葉に違和感がありますが、楽をしてできるようになる、なんて方法がないという説得力がある非常に良い一冊。
考え方が緩くなってしまった時に読みなおして気合を入れたい。


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