アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)

有名な稲森和夫さんの本。
一度読んでみたいと思っていたので読んでみました。

気になったフレーズ

・売り上げを最大に、経費を最小にすれば利益は増える

・小さなユニットでも「自分も経営者の一人だ」という意識を持つ

・嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ

・「自らがすさまじい努力をはらう覚悟」を持って譲歩するというのが、本当の利他行

・採算表をカバンに入れて、暇さえあればそれを見る

・経費を最小にするには、経営トップが率先して実行するのと同時に全従業員の強い意識が必要

・経営目標を達成することを四六時中考えて深層意識まで浸透させる

・今の能力で難しいものでも試行錯誤していくうちに能力が上がっていく

・納期に言い訳を残さない。「何日を目標にしています」ではなく「何日までにやります」

感想

書いてあることは実にシンプル。
シンプルなことをいかに正確に、きちんと実行できることかが勝負のカギになってくる。

また従業員にどれくらい意識を浸透させられるのかというのがポイント。末端まで意識を浸透させてこその組織。
会社は組織戦だと個人的には思っているので、「他人をいかに動かすか」ではなく「他人がいかに自分で動けるようになるのか」が重要だと。

全員が経営者視線になれたら本当に強い組織になりますよね。
上と下の目線の差を埋めていくシンプルで地道な、長期的な作業。それがリーダーとしての仕事なのかもしれない。


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