スマートフォンが普及しています。
そこで出てくると思われるのが(もしかしたら出ているかも知れませんが)
「スマートフォン向けのSEOやりませんか!」
という話。
最近Googleが公式の発表もしていたのでそれも兼ねて更新。
■スマートフォンの検索結果
ちょっと前に調査したiPhoneでの検索結果ですが、ほぼPCと同じ検索結果でした。
iPhoneのGoogle/Yahoo!検索を比較してみた
「焼き芋」(11.1.18)
「春高バレー」(11.1.7)
「なか卯」(11.1.12)
インターフェイスは若干変わります。
■検索エンジンはどう動くのか?
Googleが公式発表をしていました。
現在、Googlebot-Mobile は、スマートフォン用のユーザーエージェント文字列を使用してのクロールは行っていません。
(Google 検索と相性の良い携帯電話 / スマートフォン向けウェブサイトを運営するには)
そしてこちらがGoogleのロボットリスト
→Google クローラ – ウェブマスター ツール ヘルプ
結論:スマートフォン向けの検索エンジンクローラーは現状存在しない。
■スマートフォン向けのサイトを持っている場合の対処法
ユーザーはUserAgentなどでページを振り分ける必要があります。
・PCユーザー→PCサイト
・モバイル(ガラケー)ユーザー→モバイルサイト
・スマホユーザー→スマホサイト
上記3種類のサイトを持っている場合、ロボットは以下のように振り分けると良いでしょう。
・Googlebot(PC向け)→PCサイト
・Googlebot-Mobile→モバイルサイト
Googlebot-Mobileをスマホサイトに誘導してしまうとモバイルサイトの情報がきちんとGoogleに認識されない可能性があるので止めておいたほうが良さそうです。
ただ、Googlebotを意識する・しないに関わらず、通常の振り分け設定さえ行なっていればGoogle側でも勝手に認識してくれるとは思うので特に問題ないかと思います。
(※IP制限を掛けている場合などは注意が必要)
※参考:スマホUserAgent一覧
スマートフォンのUSER-AGENTのリスト覚書|佐渡の洋食屋店長のブログ
→あくまで個人のブログなので、厳密には各デバイスのページを参照した方が良いです。
■まとめ
何が言いたいのかといいますと、スマホ向けには今のところGooglebotは動いていませんよ、と。(11.5.22時点)
検索結果から適切なページに振り分けられる設定にはしておく必要がありますが、「スマホ向けの検索エンジン対策」という言葉を聞いたらちょっと怪しいのでご注意下さい。
※追記
こちらにユーザビリティも兼ねて記事がありました。ぐあー・・・
→スマートフォンサイトとSEOの取り組み | モバイルSEOの勧め