「博報堂DYグループエンゲージメント研究会」ってなんだよ!って話ですがw
ただ、結構興味深い一冊です。
もう諸所で語られている通り、今までの広告手法と言うのが通用しなくなってきているというのが現状です。
(例えばTVから配信しているCMが今までより刺さりにくくなっている、とか)
その理由などが説明されていてなかなか面白い。
現代人は情報過多の時代を生きていく中で「スルー力」を身につけている。
瞬間的に情報を見極め、自分に関係があるかないかを判断する。
「あまりにもまっとうなアナウンス、まともすぎる情報」は見向きもされにくい…などなど。
引っ掛かりの部分から考えることが必要なんですね。
そういった意味では「釣り」とか「炎上」というのも引っ掛かりの部分ではある。
売上につなげやすいかと言ったらなかなか難しいところなんですがw
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ふと思い出したのは「素直になれなくて」の脚本家のtwitter上の下品な発言。
あれも、正直どうかと思うんですが、「twitterドラマ?くだらねえ」と見向きもしない層をもしかしたら掘り起こしているのかも知れないんですよね。
引っ掛かりのない層を取り込んでいるかも知れない、と。
やり方としてあまり美しい戦略とは言えないと思うんですが、それでも低迷している(と勝手に自分は思ってる)TVドラマに誘導しているとか…ちょっと思ったりもします。やり方として本当に嫌いですし、戦略とは思えないですけどもw
でも多分まともに「ドラマ作りました、終わり」みたいな感じだと今までみたいに情報だけが流れていくという感じになってしまうかも知れない。
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情報過多の中、どう消費者に訴えかけていくか。
そんな重要性を訴える1冊。