非常に名著。面白かった。
「なんで成功しないんだろう」とか「なんで認められないんだろう」とか「なんでいつも変わらない日常なんだろう」、何かしらのくすぶった感情を持っていれば絶対面白いと思う。
■気になったフレーズ
(25歳編)
・独立はするべき
→独立をすることでビジネススキルが上がる。会社全体の流れというものも見えてくるようになる。
・会議にサンドイッチを買ってくるな
→長時間の会議などで食事を買いに行かせてサンドイッチとペットボトルのお茶を買ってくるようではダメ。新製品や変わり種のモノを購入することで別の話題で盛り上がることも可能。
・ハタチの子達を面白がらせる話題を持っている70歳
→色々なことに興味を持って、感性を若く持て。
(32歳編)
・人脈でも資金でもなく情報を多く所持しろ
→情報を多く集めることにより未来の見通しが出来るようになる。リスクを減らせる。展望が見える。
・常に思考を埋めろ
→頭の中を思考で埋めることで新しい情報がどんどん入ってくる
・時間を有効利用する
→自分のやりたいことを最大限できるように徹底的に時間を工夫する。
電車とタクシーとどちらが有効なのか。
■所感
「ともかく考え続けろ」というメッセージが非常に良く伝わってくる。
身近な例で一番面白かったのが「コンビニで会議用の飲み物を買ってきて」と頼んだ時に「同じお茶を買ってくるやつはそれだけでダメだと思ってしまう」という部分。
これって確かにそうで、新しい気付きというか機会を得ようとしてないんですよね。
以前「バカでも年収1000万円」という本を読みましたが、そこには「毎週木曜日にいつもと違う選択肢を選ぼう」とあった。
いつもと違う選択をする、という意味では共通している。
身近な選択から習慣や目線は変わってくる。
普段何気なく「いつもこれを選んでいるからこれ」とか「いつもこうしているから今日もこうする」という選択を無意識的にやっているけど、異なる視線があるのではないか。
身近な部分から自分を変化させる方法はあるのではないか。
そういった考え方がダイレクトに伝わってきた。
非常に刺激的で面白い本でした。
電子書籍版もあるのでスマホをお持ちの方はぜひそちらでも。