検索クエリによって検索結果(titleとかスニペットとか)が変わるのは何度か更新しましたが、逆に今自分のサイトでCTRの高いものはなんなのか。
そしてそのCTRの高い検索結果を「ユーザーの欲求」として捉えて、自分のサイトの強みを探すことは出来ないだろうか?という話。

■高いCTRで自分のサイトに来ているキーワードを探す
まず大前提として「ウェブマスターツールに登録」していることが条件です。
Googleウェブマスターツール

Wmt

ログイン後、「ウェブサイト上のサイト」→「検索クエリ」を選択

Wmt2

最初表示されたクエリ(キーワード)の並びが表示回数順でソートがかかっているので「CTR」でソートをかけます。

Wmt3

ソート後はこんな感じ。
(※上記のデータは多少日にちが遅れています。この場合だと2/18 6:00時点で2/14までのデータを取得)

ここで一旦考えます。「そもそもCTRの高い理由は?」
平均掲載順位が高い
(間違いなくCTRは上がります)
競合に対して強みがある
(そのキーワードに対して適切な情報を開示している所がなければ相対的にCTR高くなります)
検索結果に期待値が高い文言が含まれている

上記の条件から考えると、
「順位はそれほど高いわけでもないけどCTRが高めのキーワード」
を選出すると特色がわかりやすそうです。
(※もちろんすべての結果を見るに越したことはありません)

今回は「facebook ファンページ 登録」(CTR15%、平均掲載順位6.6位)をチョイス。
実際に検索してみます。
Serps_2

※2/18時点で3位になっていました。

この順位でなぜCTRが高めなのか、前後のサイトを確認すると見えてくるものもあります。

「facebook ファンページ 登録」のクエリでユーザーが求めているのは「企業のファンページ(facebookページ)のファンになる方法」だと思うんですね。

ところが前後のサイトを見てみると「ファンページの作り方」に特化したものばかり。
そこで満足できないユーザーが順に辿っていってCTRが上がっているというわけです。
こうやって検索結果を見てみると、

・他サイトと比べた際に自分のサイトに求められているもの
・自分のサイトのコンテンツの強み
・自分のサイトの検索結果文言の強み

なども見ることが出来ます。
3つ目の「自分のサイトの検索結果文言の強み」はどうでしょうか。
文言を見てみましょう。

title:【雑談】facebookのファンページ登録方法: バカ
snip:2010年10月27日 … 【雑談】facebookのファンページ登録方法. facebook履歴. 「これからの時代の先駆けなんじゃないか!?」 ↓ 登録↓ 写真うp ↓ 放置(いまここ). そんな怠け者がfacebookを2年掛けてやっとmixi並に語れるようになる特集です。 …

この事例では文言は全く参考にならなそうです。
引っかかる文言がまるでないw

ここで「おっ」と来る文言があればそれをリスティング広告などに活かすことも出来るかも知れません。

■まとめ
「どうやって順位を上げるのか」とか「コンテンツを充実させましょう」とかそういったことにフォーカスがいきがちなSEOですが、検索結果から逆算して自分のサイトの強みを探す方法があるということを知っておくと非常に面白いし、コンテンツの幅も広がってくると思います!


コメントをどうぞ

CAPTCHA