世の中に出回っているニュースなどを関連性の少ない自社サイトにどう落としこむのか?
という事例。

企業サイトではなく、スタッフブログなどに盛り込むことが出来るかも知れません。

■納得いかない事例
嘘(っぽい)情報を書いてユーザーを誘導する。
そしてそれがもしかすると検索エンジンに評価されるのかも知れないというちょっとした悔しさ。

参照:Googleがランキングアルゴリズムに組込んでいるもの(推測)

滞在時間
ユーザーが検索結果から遷移した先のページ滞在時間。短い(遷移後すぐにまた検索結果に戻ってきた)場合、そのクエリでの評価を下げられる。

同意なのですが、以下のケースの場合どういう評価をされるのか?という疑問がある。

箱根駅伝でちょっと話題になった「柏原竜二(新・山の神)が声優の花澤香菜のファン」という話。
その日のクエリで該当キーワードでの検索(ニッチ!)が増加したわけですね。

ところが翌日に調べてみると「柏原竜二と花澤香菜のラブハメ画像入手!」というサイトが上がっている。(多分)根も葉もないことだと思うんだけど、

「流出画像を見るにはこちら」→エロサイトに誘導。

という流れ。
この場合

検索ユーザー「え、そんな事実あったの?」
→クリック
→エロサイト内を探す(で、多分そんな画像ない)

という流れになって検索結果に戻るまでにタイムラグが生じると思うんですよね。あるいは戻ってこないか。
その際に、このサイトの評価というのは上がってくるのかどうか。
(1/6現在 「柏原竜二 花澤香菜」検索で1位)

サイト所有者のキーワードのキャッチセンスというのは素晴らしいのかも知れないけど、根拠のないことを書いて検索ユーザーを誘導するのはどうかと思わけですよ。僕ァ。

「滞在時間」というのも評価の一部でしかないと思うんだけどそれでも評価される可能性が高いというのはどうなのか。
それとも全体から見たらこの手のサイトの離脱率は高くなってくる傾向にあるんですかね?

***

ちなみにサイト誘導という面では一般サイトにはオススメできないですね。
アダルトサイトだから出来るような手法。

■興味深い事例
「グルーポンのおせち事件」(とここでは敢えて呼ぶ)があった時に発見した興味深いサイト。

歯医者×グルーポンおせち事件
グルーポンおせち事件に思うこと | 新潟県長岡市の審美歯科・口臭外来 | 歯科相談室 – ブレス・デザインデンタルオフィス

全く関連性がないわけではなく記事の誘導性が素晴らしい。

安かろう悪かろう
では、意味ないですよね (^^;) 「おせち」に限らず。
1日限定の割引クーポンですから、店舗側も難しいでしょうし。。。
歯科の世界ではインプラントのダンピング競争が始まってますが、
どうせだったら「グルーポン使ったら?」と思っちゃいます。

もし、実際に「グルーポンでインプラント」なんてあったら・・・

でも、すでにホワイトニングは確認済みです (^^;)
まぁ、グルーポンに参加する歯科医院も徐々に出てくることでしょう。

関連性のないものから結びつけていく業が素晴らしいと思うのですが、同じようなことを真似ようと思ったら気を付けなくてはいけない点もあり「あくまでメインは関連性のある記事更新」とすることが重要です。
歯科医のblogなのに昨日はグルーポン、今日はズームイン最終回、では話になりません。
その点も非常に上記サイトはしっかりしているようであくまで「コラム」という立ち位置のようです。

プラス要素は「更新性」と「一時的なアクセスアップ」でしょうか。
「一時的なアクセスアップ」に関しては本当にあくまでアクセスアップだけ、親和性も何もあったものではなく、無作為に誘導するので今回の例で言えば検索した人の中に「歯医者に行こうと思っていて」「長岡市に住んでいて」「グルーポンおせち」に興味があった人がいれば直接CVに繋がるかも知れないというところ。
どちらかというと更新性のちょっとしたプラス要素といったところですかね。

自社でブログなどを運営している方はこんな導入事例もありますよということで。


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