あとで調べようと思って全然調べてなかったこと。

マーケティングする側だからといって検索技術やサービスそのものの理解を放棄するのをやめて下さい。まず、Google、Yahoo!、Microsoft 3社の検索事業の内容、事業・収益構造、フィロソフィー(検索哲学)、ミッション(何の検索課題を解決しようとしているか)の基本的なところは理解しておきましょう。これらを理解すると、同時に裏の側面も見えてしまって嫌な気分になることもありますが(笑、それぞれの戦略・戦術の意味も理解できるようになるので、少しは仕事が面白くなるかも知れません。
SEM業界で働く上で最初に勉強して欲しいこと (1) 「検索ビジネスを理解する」 ::SEM R

というわけで各検索エンジンの「ミッション」と思われる部分を調べてみました。

■Google

「Google ミッション」1位

Google_mission

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。
http://www.google.co.jp/corporate/

Googleの著書(Google誕生)とかその辺の本を読んでるとここは理解しやすいのではないでしょうか。
世界中の情報の整理、世界中の人々がアクセス、というところから例えば書籍検索なども生まれているのかなと想像。

■Yahoo!

「Yahoo! ミッション」1位

Yahoo_mission

さすがのクオリティ。

というわけで会社概要から辿っていってみました。

何をするにもいつもそこにYahoo! JAPAN

たとえばあなたが、
何かを探したくなったとき、誰かと話をしたくなったとき、
何かを伝えたくなったとき、何かが欲しくなったとき。
そして、日々の暮らしのなかで、
のんびりとながめてみたり、新しい発見をしたり、
思いっきり楽しんでみたり。

何をするにも、いつもそこにYahoo! JAPAN。

あなたの生活をより豊かに、便利に、価値あるものへと推進する
「ライフ・エンジン」をYahoo! JAPANは目指していきます。
http://docs.yahoo.co.jp/info/life_engine/

どちらかというと生活に近寄っている感はありますね。
収益構造の面も考慮しなくてはいけないですが、Yahoo!ショッピングなどが検索結果の一部に入ってくるなど、もこのミッションの一部かもしれません。

■Bing(Microsoft)

「Bing ミッション」1位

Bing_mission

ユーザーの検索行動や、様々な調査結果を詳しく分析してみると、まだ多くの人は、常に満足できる結果を得られているわけではありません。こうした現状を踏まえ、Bingは、単に検索されたキーワードに関連性が高い結果を返すだけではなく、ユーザーの意図を的確に理解し、検索によって、ユーザーがより素早く簡単に、納得がいく選択や判断を行うことをサポートするというビジョンを持って開発を行っています。
http://beta.keyword.jp.msn.com/bing/cd01.htm

「BingとYahoo!が提携!」のころはあれだけ話題になっていたのにという感がありますが、これは非常に分かりやすいですね。
検索結果が特徴的なのでこの意に沿ったものであるというのはなんとなく理解できる気がします。

※Microsoftのミッションとなるとやや広義になるので絞ってみました。
→Microsoftミッションはこちら(私たちのミッションと価値観 : マイクロソフトについて

■まとめ

「ミッション」は建前的な部分もあるとは思うので収益構造をもっときちんと見ないといけないのですが、それでも3エンジンでこうも違うのかという考えは持てました。

上記は一部抜粋なので時間のある時にじっくり見ると面白いですよ。


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