「検索行動のある日常」っていう更新をしていたんですが振り返ってみたら前回がほぼ一年前の2012年8月というね。
前回:検索行動のある日常:伊集院光「深夜の馬鹿力(8/13)」
有名人の言動や、マンガの一コマなどから一般の人がどんな検索方法をしているのか考えるコーナーです。
伊坂幸太郎「オー!ファーザー」
面白かった!
それはそれとして、この小説の中で検索行動が出てきたので紹介。
「情報量で人の優劣は決まらない。それよりももっと大事なのは」
「大事なのは?」
「勘のほうじゃないか」と鷹を見やった。
「なるほどねえ。じゃあ、やっぱり俺が勘を頼りに生きてるのは、あながち間違ってはいねえんだな」鷹は嬉しそうだった。
「いや、俺は勘よりも情報、だと思う」由紀夫は意地になる。「情報は武器だ」
「それならよ」と鷹が言う。「サバンナに放り出された時にお前を救うのは情報か? ライオンに詰め寄られている時に、パソコンを開いて、『ライオン
サバンナ 逃げる方法』なんて検索かけんのか」伊坂幸太郎「オー!ファーザー」P.265
というわけで調べてみました。
「ライオン サバンナ 逃げる方法」
残念なことに出てこず。
情報は重要ですが、探しているものを見つけられないと検索自体も役に立たないという話。
いついかなるシチュエーションで検索行動というのが出てくるのかが分からないので、こういった情報を準備することが大切なのかもしれませんね。
「ライオン サバンナ 逃げる方法」は極端な事例ですがw