ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング [新版]Google Analytics経営戦略 (WEB PROFESSIONAL)

良書でした。

解析を元にどのような考え方をすると良いのか、参考になる本。

 

もくじ

ネットショップの経営と戦略

ECサイト4モデル式マーケティング

アクセス解析によるサイト改善

ECサイト4モデル式アクセス解析

ミッションが戦略を決める

Googleアナリティクスの設定

 

気になった

商品数とページを増やしても売上が上がらなくなる瞬間

先を見通す戦略(現在の一歩のずれから、将来の十歩のずれを知る)

「他社より安く売る」戦略をとるなら最安値で売り続けられる仕組みが必要

商品価値とは本体価値だけではない(見せ方と伝え方も一緒に設計する)

ユーザーから見れば、検索エンジンからサイトの訪問、購入までがひとつのシナリオ

アクセス対策という考え方よりも、コンテンツマーケティングという考え方

ウォンツとして売るか、ニーズとして売るか

トップページからすべてのコンテンツの所在が分かる必要がある

重要ページが閲覧数の上位に含まれていない場合、たどり着きやすい設計にする

検索結果を見て表示させるべきタイトルを考える

閲覧時間を伸ばすための改善

サイト内検索キーワードの取得

一面では勝ち、一面では負ける、という選択。全ての面において自社が一位になろうとしない。

ユーザーに選ばれる明確な理由が見いだせなくなったのなら、新しい商品、新しい市場を開拓すべき段階にある

 

感想

一番面白かったのが「ニーズ」「ウォンツ」のキーワードに対しての訴求の詳しい手法が記載されている部分でした。
単純にサイトに流入してきてからのことだけではなく検索エンジンもストーリーとして組むという考え方は納得でき、しかも分かりやすいです。

サイトを運用していると、検索エンジンにキーワードをどう引っ掛けていくか、そこからどうするかばかりに話が向かいがちです。
本当はそうではなく、もっと俯瞰して、ユーザーの全体の流れをデザインするというのが一つ上の手法。それが明快に書かれています。

この本を読んで自社サイトの販路の設計幅を広い視野で見てみてはいかがでしょうか。


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