OpenSiteExplorer見てたらアンカーが露骨すぎるものがあった。

そこでふと思う。「これって今後評価されなくなるんじゃないの?」と。

■アンカーテキストの効果があるとは言えど・・・

例えば「キャッシング」で上位表示したい!という時に「キャッシング」ってアンカーテキストを設置することは重要だと思うし、それはそれで評価されるんだと思います。

ここでいくつかの疑問が。

1.なんでそもそもこれ、評価対象にしちゃったの?系リンク

Cashing_link

こういったステレオタイプのリンク。

外部リンクが評価に繋がるって理屈はわかるんですよ。
他人がそこに向けて評価しているということなので。
ただ、自然にやってたらこんなリンクの貼り方する人いないんじゃないかという話。
一番最初にこれで評価しようと思ったGoogleの思考が想像できない。。。

2.言語違うしそもそもおかしいというもの。

Cashing_link2

言語違うし、アンカーテキストのみのリンクだし、ものすごく不自然だよねという話。
海外のコメントスパムで見かけますね。

こういったあからさまに不自然なリンクは今後効果がなくなる(または既に効果が小さい)のではと思います。

一方でGoogleでも判断難しいんじゃないかというのがこちら。

3.ワードサラダ

Cashing_link3

※ワードサラダをイメージして作ってみましたが意外と難しいw

単純に文章の下手な人なのか、意図的に作られたワードサラダなのか分かりにくい場合があります。
(Googleアラートなんかでもたまにワードサラダのサイトとか飛んできますよね)

ただ、これに関しても普通の人が「キャッシング」なんてリンク貼るのかな?
という疑問が残る。

■自然なリンクとは

最近いくつかのサイトに当サイトを紹介いただいたのですが、アンカーはこんな感じになってました。(紹介いただきありがとうございます!)

アンカー:ソーシャルが検索エンジンに及ぼす影響を考えた
SEOオワタとか言ってるヤツはとりあえずこれ読んどけ!【パシのSEOブログ】

こちらは「【SEOは】ソーシャルが検索エンジンに及ぼす影響を考えた【終わらない】: バカ」というタイトルのページを分かりやすく簡素化しています。

アンカー:Yahoo!にだけ1位表示される不可解現象【続編】: バカ
yahoo・seo・google urlとYahoo Google seoフィルターの相違

こちらは「Yahoo!にだけ1位表示される不可解現象【続編】: バカ」とtitleをそのまま引用。
自然なアンカーって

「titleなどから引用している」

という感じなのではないでしょうか?


■Googleがどうやって自然か人為かを判断するか

Googleは基本的に自動でサイトの判別であったりリンクの判別をしています。
なので、何かしらの基準で

「このリンクは自然なリンク」
「このリンクは人為的なリンク」

ってのがあると思うんですね。

そうやって考えた時に、今後アンカーはどういう風に処理されていくのか。
以下、妄想。

■リンクのアンカー

今後「キャッシング」「格安 アパート」など単一の明らかに不自然なリンクは評価されにくくなる。(OSE見てる限り今はまだ普通に有効だと思います)

自然リンクとして評価されるのって

・titleからの引用(titleにキーワードが入っていると良い)
・URLのみのリンク
・「こちら」テキスト

のようなものになるのではないか。

イメージを物凄く単純化するとこんな感じ。

今現在のリンクの評価指標(※数字は適当です)

Link

今だと「キャッシング」でテキストを貼られているのが30点。
「こちら」とかURL/titleでのリンクが10点。
リンクの合計点はAの方が上。

それがGoogleで「キャッシング」ってアンカーはちょっと不自然なんじゃないか、という話になって以下のように配点が変化。

Link2

こうなるとアンカーの点数だけで言うとBの方が優っている。

これにサイトのコンテンツなどが精査されて総合の順位が決まったりするんじゃないかと思うわけです。


■まとめ

今回はアンカーの評価が変わるんじゃないか、みたいな妄想を延々と書いていたのですが、そんな単純な話ではなく、他にも

・内部の構造がどうか
・サイト規模はどうか
・運用年数は長いのか

・・・などいろいろな要素が絡んでくると思われます。
あとはアンカーのバランスなども(例えば「キャッシング」で偏り過ぎてたら点数が激減する、みたいな)あるかと。

後ろめたいことをしていなければ特に問題ないのですが、なんか最近感じたこととして書いてみました。
どうでしょう。


“今後評価されるアンカーテキスト” への6件のフィードバック

  1. いろいろな要素が絡んでくるので、こうしたからこうなったという断定ってすごく難しいですよね。。
    現時点では、やはりタイトルを含むアンカーがいいというのがあるので“こちら”という言葉でリンクすることをためらってしまいますが、今後を考えると確かに有効になりそうですね。
    みんながみんな同じアンカーにするわけではないのでその辺は気をくばって対策してますが先を見た対策というのも大事ですね。
    参考になりました。テスト的にちょっと色々試してみます!

  2. コメントありがとうございます。
    たしかにまだ今までのようなアンカーのタイプも有効な感じがするので
    現段階で「こちら」とかだけにしてしまうのはちょっと厳しいでしょうね。
    書いてあることは半分妄想なのすが(笑)、自然か自然じゃないかを考えるのであれば
    アンカーの評価もいずれそういう形にシフトしていくのかな、という印象です。

  3. はじめまして!
    「評価対象にしちゃったの?」系のリンクについてですが・・・。
    もともと、外部リンクの機能というものは、「文中などで、関連のあるページを紹介するためのハイパーテキスト」と理解しております。
    つまり、インターネットの古い歴史を考えると、とある研究機関の論文がネットの掲載されて、その関連情報、そのより詳しい情報が掲載されているページへリンクをはる・・・。
    ページの終わりに「関連情報」「参考文献」などとして、外部サイトのタイトルやURLを示しておく・・・と。
    分かりやすくというと、イメージとしては、wikipediaみたいな感じでしょうか。
    文中のワードにアンカーリンクが付けられ、説明されているページへリンクをはってありますよね。決して、titleやURLだけに合わせてあるわけではありません。
    「アルツハイマー型認知症」の論文ページで、「アミロイドベータ蛋白」にリンクがはってあれば、読者は、そのリンクをクリックするだけで、「アミロイドベータ蛋白」に関する説明・関連情報を見れるわけですよね。当然、リンク先は「アミロイドベータ蛋白」について書いてあるのが普通です。
    "[PR]キーワード"や、ワードサラダなんていうリンクは、SEO業者が勝手に作ったものですよね。自然なリンクに見えるかどうかはともかくですが、キーワードそのものにリンクをはること自体は、決して不自然なことではないです。
    最近はあんまり言及されてるところを見かけませんが、もともと、Googleでのリンク効果は、「リンクレピュテーション」と「リンクポピュラリティー」があると言われてましたよね。
    最近のクローラーは、アンカーリンクのテキストだけを判断しているわけではなく、アンカーテキストリンク周辺のテキスト、コンテンツ内容なども評価対象に入れているらしいので、[PR]"キーワード"やワードサラダでは、ポピュラリティ効果はあっても、レピュテーションの評価がきわめて低いのではないかと思います。ちりも積もれば何とかなので、サイトもネットワークも別々なサイトから膨大なリンクを受ければ、レピュテーション効果も出てくるとは思いますが・・・。
    人工的にSEO目的でリンクを作る場合、リンク形式そのものうんぬんというよりも、周りのコンテンツにあってないリンクは、評価されない(ペナルティーという意味ではなく、ゼロに近いという意味で)のではないかなと思います。
    要は、「キャッシング」のキーワードにテキストリンクをはるのは問題ないと思いますが、そのページが「キャッシング」のテーマに特化していなければ、「キャッシング」のキーワードでアンカーテキストを飛ばしてもあんまり効果が得られないのではないかと思います。
    [PR]"キーワード"のリンク形式でもいいですが、"キーワード"に興味がないユーザに、宣伝されても、ユーザがリンク先のページを見に行く可能性は低いと考えられますよね。
    ページ内容に関係ない(=閲覧してるユーザが興味を示さない)[PR]"キーワード"のリンクの評価が低いだろうと考えるのは、そんな関係ないページをユーザに紹介してもしょうがないよね・・と思うのは、検索エンジンも同じではないかなと考えるからです。
    長文、失礼しました。

  4. コメントありがとうございます。
    教えていただきありがとうございます。
    そのまま更新の内容にしたいくらいです!w
    自分の中で調べなくてはいけない項目がいくつかあったので
    調べてから再び更新してみたいと思います!

  5. 長文読んでいただいてありがとうございますm(__)m
    私も、詳しいことを調べないまま、記憶に残ってることをツラツラ書いたので、認識が間違ってる部分もあるかもしれませんが・・・。
    論文の話をしたので、ついでですが・・・、私はSEOなんて大嫌いなんですが(苦笑)、細かいテクニックはともかく、SEOは、Webページを論文として見立てて考えるようにしています。賃貸物件検索ページだろうが、求人募集ページだろうが、同じです。
    見出しタグや段落タグを使用して論理構造を作るのももちろんですが、リンクやタグの使い方、マークアップの仕方、キーワードの配置なども・・・。あるテーマをもった論文を書いていると思えばいいのではないかと思ってます。
    古風な考え方かもしれないし、精神論的なことになってしまいそうで、笑われてしまうかもしれませんけどね(笑)
    更新楽しみにしていますね。

  6. >細かいテクニックはともかく、SEOは、Webページを論文として見立てて考えるようにしています。
    新しい視点ですね。
    タグを使って論理的に組み立てていく、という方面では共通していますよね!
    物凄く説得力があります。
    そして非常に良いヒントになりそうです。
    ここまでしっかり考えを伺えると更新するのに緊張してしまいますが頑張ってみますw

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