【大企業の考え方・方法論】P&G式伝える技術 徹底する力|高田 誠

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P&G式伝える技術 徹底する力―コミュニケーションが170年の成長を支える (朝日新書)

P&Gという大企業での考え方、方法論を上手くまとめてある良書。
企業云々ではなくこういう方法論があるというのを知っておくことでいいかもしれませんね。

■気になった点
・3つにまとめる
→論理的に相手に伝えるために「3つ」でまとめることを念頭におく。
 「背景・結論・理由」「結論・理由・今後のプラン」など。

・そのプロジェクトは目的がきちんと確認されたものか
→よくありますが、何かを会社でプロジェクトとして実行する場合には背景・目的を明確にしなくてはいけません。
 社内議論が合わない場合に、会社としての目的と合っているのかどうかを一旦確認する。

・「消費者がボス」(Consumer is Boss)
→P&Gの考え方の一つ。
 優先されるべきは上司の判断ではなく、消費者の判断。
 その行為/商品は消費者のOKが出るのかどうか。
 判断に迷った際も消費者を上司と見立て考える。

・消費者が諦めていたニーズを探す(「ファブリーズ」の例)
→物理的には満たされている時代。
  ただし、消費者の潜在的なニーズを探し出して今までになかった商品を作ることも可能。

・良い上司になるためには「Demand」と「Care」
→部下の尻をたたく「Demand」と気遣いや心配りの「Care」
 このバランス感覚を持って部下と接する。

・ワークライフバランス
→朝から深夜まで働いていた著者に上司が言った一言
 「君がこれから考えたほうがいいのは、人生には仕事より大切なことがある、ということだよ」
 なかなか言えない言葉です。
 「ワークライフバランス」は言葉が先行して日本には上手く浸透していない感がありますがこの一節での説得力は力強いですね。

・「学芸」のように知識を集積する
→経験・知識を文書で誰でも閲覧できるものにし、共有化を図る。

・自分の成長には自分で責任をもつ
→「私は上司として、あなたのキャリアの成功をサポートします。しかし、自分が成功できるかどうかは、あなた自身で責任を持たなければいけません」
 あくまで仕事の成長は自分の責任。
 誰かのせいにしていては何時まで経っても成長することはありません。

■感想
P&Gが蓄積してきたものが集約されているので非常に勉強になりました。
一番身近に取り入れられそうなのは「3つにまとめる」という方法ですが、それ以外にも自分の会社で活かせることがたくさんあるので読んでおくとのちのち役に立つことも非常に多そうです。

他社が何をやっているかっていうのは普段なかなか見えるものではないので、おすすめ。


※余談ですが先日サイバーエージェントの曽山さんのブログでも紹介されてましたね。
意図を伝える能力|デキタン (できるヤツ探求 アメブロ)

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