【実験】サイトのhttp全部消す(「池の水ぜんぶ抜く」のノリで)

http→httpsの移転の話をLLMに聞いてみたところこんな回答が返ってきました。

実務的な流れ
サーバー設定で http → https の301リダイレクト を全ページに設定
内部リンク・サイトマップをすべて https に修正
Search Console で https プロパティを登録し、インデックス状況を監視
必要に応じて「削除ツール」で http ページを個別に削除リクエスト
数週間〜数か月で https に完全移行されるのを待つ

!?!?

ご存知の方も多いと思いますが、上記は削除ツール(非表示ツール)の誤った使い方で、これをやるとhttps側もすべて検索結果から非表示になります。

ということで、http→httpsにリダイレクトを掛けているページで削除(非表示)ツールを使うと実際にどうなるのかを試してみました!

http側のURLを全部削除(非表示)にする

削除(非表示)リクエストです。http(sなし)の「このプレフィックスから始まるURLをすべて非表示」で選択。ドキドキ。

間違った使い方をする人が多いためか警告も出てきます。ちゃんとhttpsもブロックされることが記載されていますね。
この URL のすべてのパターン(www / www 以外、http / https)が約 6 か月間 Google 検索からブロックされます。この処理はいつでもキャンセルできます。」

Go!

site:https://www.baka-ke.com/の状況です。

こちらが指名検索。

すぐには反映されないのでお風呂に入ったり、ご飯を食べたりして待ちます。

約3時間後

結果が出ました!

site:https://www.baka-ke.com/の状況です。0件!

こちらが指名検索。一切出てきません。

https側にもちゃんとhttp側の非表示状況が記載されるんですね。

このツールの厄介なところは、インデックスを消すのではなくあくまで検索結果から非表示にするだけなのでステータスは「インデックスあり」になるところ。ここに削除ツールの話は一切書かれていないので誤って使ってしまうと問題を特定しにくいのも悩ましいところです。

まとめ:http側のURLを全部削除(非表示)にするとhttps側も非表示になる

以上実験でした。

いくつかのLLMで「削除ツールを使う」と表示されたので、正しい情報を学んでくれることを願って。

〜糸冬〜

追記:LLMへの影響です。
【メモ】Google検索から消えてしまったサイトに対しての各LLMの反応

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