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CSS Nite LP36「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」の参加レポートです。
毎年9月に行われるSEOの祭典ということで今回はリアルタイムに更新をしてみようと思います!

公式サイト:CSS Nite LP36「ビジネスに活用できる2014年SEOトレンド」(2014年9月20日開催)

 

CSS Nite LP36・セッション

1.これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの/滝日 伴則(アイオイクス)
2.ゼロから始めるセマンティックSEO&構造化データ/鈴木 謙一(海外SEO情報ブログ)
3.売上があがる「コンテンツSEO」徹底解説/山田 明裕(セルフデザイン・ホールディングス)
4.ライブ ウェブマスター ハングアウト(Google 社員によるライブ Q&A)
5.コンテンツ施策の立案から運用体制の設計まで~ユーザーと対話する体制設計図~/床尾 一法(シンプルシーン/ガリバーインターナショナル)
6.キーワードマーケティングとしての売れるスマホ・ランディングページ。~リスティング広告で高収益を出す方法とSEOへの応用とは?/滝井 秀典(キーワードマーケティング研究所)
7.そもそも論で考えよう!SEOを強化するコンテンツ制作術 2014/松尾 茂起(ウェブライダー)
8.感想
※ライトニングセッションは省略しています。


 

1.これからのSEOを勝ち抜くために- 15年のSEO歴を通して今、この先に見えるもの/滝日 伴則(アイオイクス)

これからSEO対策として何をやっていくべきなのか?

これまでのSEO
・キーワードリサーチ
・内部最適化
・リンク構築

これからのSEO
・コンテンツマーケティング
→ソーシャルメディア対応、スマホ対応、キーワードリサーチ、データ構造化…など

Googleが進化を遂げている
→2000年代・年に数回くらい
→2010年代・更新が増えていている
 2012年
  ペンギンアップデート・人工リンクを撲滅
  パンダアップデート・低品質コンテンツを一掃
 2013年
  ハミングバードアップデート・とにかく賢くなった
(その他にもアップデートが続いている)

Googleの進化
サーチエンジン
→ナレッジエンジン(Google自身が簡単な知識を返す)
→アンサーエンジン(どういう質問なのかを理解してその回答を返す/行動履歴や検索履歴で返す)

Googleのイノベーション
第1期 検索
第2期 モバイル
第3期 ロボット・AI(人がいなくても動く車など)

ラリー・ペイジ
「我々はいずれ人間より賢く物事を考え行動する機会を作ることができるだろう」

マット・カッツ
「バックリンクはまだまだ長い間価値を作ることができる」
「ただし時間をかけて価値が下がってくる」
「ページのコンテンツの品質が重視されていく」(コンテンツの関連性と品質が重要になってくる)

今後のSEOで重要なことは?
コンテンツ:検索ユーザーを意識したコンテンツ設計と構築
オーソリティ:コンテンツの継続発信によるブランド構築

***

■コンテンツマーケティング概論

マーケティング寄りの考え
→役に立つ情報を自ら発信することで価値を産む。
コカ・コーラなどチーム体制でコンテンツマーケティングに取り組んでいる。

Googleアルゴリズム寄りの考え
→リンクが通じなくなったのでコンテンツに置き換わっただけの状況があるのではないか?

SEO界隈で起こっていること
→集客のみに特化したコンテンツ。
顧客との関係性を構築するのが本来の目的なもののリンク獲得などに依ってしまっている。
→「コンテンツSEO≒NEWスパム」となるのではないか?という懸念

パンダアップデートの教訓は?
→当時はコンテンツを中心に取り組んでいる人が少なかった。

・この機会にSEOをよりビジネスに近づけていきましょう。(志を高く!)
コンテンツにSEOを施す
SEOの視点でコンテンツを考える
(検索ユーザー目線で)

集客が増える
コンテンツの満足度が高まる
オーソリティが構築される

「検索エンジンギークではなく、マーケッターになろう!」

過去のSEOで学んだ知識をコンテンツマーケティングに活かす。

***

■コンテンツマーケティング事例

家ワイン
コンテンツやSEOは使わず広告1本で短期勝負のマーケティングを決行。
→様々な広告を使ったものの惨敗。

唯一効果が高かったのはfacebookのいいね!数。
→コンテンツが有効なのではないか?
→リニューアル

そこで…
コンテンツ戦略(検索ニーズのあるキーワード探し/ターゲットの拡大/マニア向け/初心者向け)
ユーザー数3倍
セッション4倍
PV5倍
(対策前後比較:検索経由2倍/ソーシャル経由9倍)
クエリ数:678→1859へ
→ユーザーのエンゲージメント率が高くなった。

CV率は?
減少。ただし全体の母数が増えたのでCV数は増加。
コンテンツマーケティングを行うことのユーザー数推移+10万人(推測)

***

■これからのSEO担当者

・自ら実践してわかったこと。
→すぐに効果は出ない/半年ですでに一定以上の効果/中長期的な視点

・コンテンツマーケティングの極意
担当者が真剣に取り組むことが大事
まずは半年、地道に続けることが結果を生む
SEOとソーシャル運用で成功に導く

これまではSEO・ソーシャルメディア・コンテンツマーケティングが分断して取り組まれてきた
説得力のあるコンテンツを軸にSEOやソーシャルメディアを駆使したよりホリスティックなマーケティングが求められる

(GoogleのAboutページより「Google が掲げる 10 の事実」)
ユーザーに焦点を絞れば他のものはみな後からついてくる


 

2.ゼロから始めるセマンティックSEO&構造化データ/鈴木 謙一(海外SEO情報ブログ)

・セマンティック検索

Things,not strings.
文字列ではなく”モノ”
(参照:Official Google Blog: Introducing the Knowledge Graph: things, not strings

例:「ロンドン」とは?
→人間はこの文字を見た時に何のことだか分かる。
※Googleで「イギリス 首都」と検索すると「ロンドン」と表示される。

「スリジャヤワルダナプラコッテ」
→スリランカの首都。

「JFK」
→Googleで検索するとナレッジグラフ欄に「こちらを検索する」と候補が出てくる。

・文字列ではなくその「もの」がなんなのかが理解できるようになっている。
→どうやって理解するのか?
物事とそれに関わる事実を格納する知識ベース(Knowledge Base)
ウェブページのクロール(暗黙的:Google任せ/明示的:構造化データ

・構造化データによって文字列に意味を持たせることができる
同じJFKでも「人物」「空港」「映画」と意味付けができる。

・どうやって?
→ボキャブラリ:そのモノが何なのかを表すための付加データ。
GoodRelations/FOAF/schime.org/microformats
→「schime.org」を覚える。(Google/Yahoo!/Bing/Yandexで共通に使える構造化データ)
ライバル同士が手を組んでまで検索エンジンは構造化データをほしい。
導入状況:500万ドメイン/25億ページ(日本はまだ導入が遅れている)

・実装項目
サムネイル/レビュー・評価/商品・販売情報/イベント/住所/レシピ/記事/人物に関する情報

・もし今回のCSSniteをマークアップするなら…
イベント・場所・住所・企業・人物・販売情報

・メリット
リッチスニペット
AppIndex
レビュー in アンサーボックス
コンサートスケジュール in ナレッジグラフ
音楽アプリinナレッジグラフ
企業ロゴ・電話番号表示
サイトリンク検索ボックス
In depth Articles(日本未実装)
Actions in the Inbox(Gmailのメールボックスから直接アクションが可能)
GoogleNow

・シンタックス
構造化データを記述する方式
→Microdata/RDFa/RDFa Lite/JSON-LD

・schema.org+JSON-LDがおすすめ
JSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)をおすすめ。(簡単!/検索以外にも使える)

「キー:バリュー」の組み合わせ。
“@context”: “http://schema.org/”,
“@type”: “Person”,
“name”: “鈴木謙一”,
“url”: “http://www.suzukikenichi.com/blog/”
(※記述は一部抜粋)

更に…「Embedding」
個別項目に更に細かく組んでいく。

・構造化データのテスト
Googleが公式で出している「メールマークアップテスター」
メール マークアップ テスター – Google

検索エンジンからの評価が高まるわけではない。
→ただし、自分のことを検索エンジンに伝えることができる。

(安田さんの質問)
ビジネスに直結する?

(回答)
順位は直接的に上がらない。
検索ユーザーが求めている情報とマッチしていれば探されやすくなる可能性がある。
クリック率が高まる可能性もある。


 

3.売上があがる「コンテンツSEO」徹底解説/山田 明裕(セルフデザイン・ホールディングス)

ビッグキーワードで上がらなくても売上を安定させられるようにする。

・コンテンツマーケティング、コンテンツSEOとは?

(ある検索体験についての話)
靴が好きなのでたまに奮発して高級な靴を購入する。
ある日、ヒール部分に接着剤の汚れが付着しており出社拒否。

1.「靴 クリーニング 東京」と検索。
→上位からクリックするものの女性向けの店が多かった。
高級靴に預けるのに躊躇する店が多かった。

2.Naverまとめを発見
→紹介されているサイトを上からクリック。
会社から近いのでクリックしたが、修理ではないのでNaverに戻る。
次のサイトをクリックしたがドメイン切れ。
次のサイトは何屋かよくわからないところでNaverに戻ろうとしたがブログをひとまず見る。(Brift Hという店)

3.「Brift H 評判」で検索
→アメブロを発見。
あるファッションデザイナーのブログ。体験談が掲載されていた。

4.Brift Hに足を運ぶ。
→成功。

5.靴を購入する際にメンテナンスアイテムもBrift Hに相談して購入。
→口コミも広めるようになる。

(整頓)
情報収集の検索をし、
比較検討の検索をし、
実際に足を運んで依頼する。

・もしNaverまとめではなくBrift Hのオウンドメディアだったら?
「Brift H」のHPは情報収集キーワードをカバーできていない。
(靴 修理、靴 手入れなどサジェストなど)
→優れた技術を持っているのに情報を提供できていない。

コンテンツマーケティングをSEO視点で見ると…
「情報収集」(靴 修理)>「比較検討」(Brift H 評判)>「購入」(Brift H 営業時間)
→今までのSEOは「比較検討」「購入」などに焦点を当て続けていた。
ただし、「水漏れ」「鍵 紛失」など緊急性のあるもの「購入」寄りになる。

 
コンテンツ事例(実際の施策)
美白の鬼 – 美肌総合研究所
コンテンツ導入後アクセス数が伸び続ける。(268%増)

どんなコンテンツを作ったのか?(別紙)
「40代からのオールインワンゲル選び」(重視するポイントは?)
Aさんの文章とBさんの文章、どっちがアクセスが集まるか?

Aさん:商品愛用歴10年以上のライター
Bさん:紙媒体などで書いているライター

その商品をどれくらい知っているかがポイントになる。
その道に精通した人(ヲタク)が書くことで語彙力が増える。

 
(ヲタク記事と非ヲタク記事を比較)
・セッションは?
非ヲタク:一日10アクセスもない
ヲタク:徐々にアクセスが増え、一日60アクセス前後で安定

・キーワード種類のバリエーション
非ヲタク:8ヶ月で209種類(1ヶ月でたった26種類)→失敗
ヲタク:8ヶ月で803種類(1ヶ月で100種類)

・ランキング「背中 角栓」
約1ヶ月で1位まで表示。
滞在時間は順位に影響するのではないか
45秒以上滞在しているコンテンツはよく上がるのではないか

→ヲタク記事のセッション
直近1ヶ月のキーワード種類3939

・マインドマップにキーワードをまとめる(別紙)
→まとめた後にエクセルに落としこむ

 
記事を書いた後は?
→リマケ・リタゲで特定のユーザーに追いかける
(アクセスした記事と広告を分類する)

高品質なコンテンツの継続投稿は副次的SEO効果をもたらす可能性が高い。

結論「言葉を制するものが検索エンジンを制す」
(言葉を見て、その先にいるユーザーを見る)

 
(質問)
どうやってヲタクを探すのか?

(回答)
mixiのコミュニティに案外いることが多い
ムック本を書いている人を探すなど

(質問)
マインドマップをエクセルに落とし込みやすいツールは?

(回答)
マインドマネージャー(これ?)
Mindjet MindManager


 

4.ライブ ウェブマスター ハングアウト(Google 社員によるライブ Q&A)

事前に頂いた質問などに回答。

・質問1
各デバイスへのGoogle検索の対応
スマホサイトはユーザーに対して明らかにPCと違うが今後はどうなるのか?

(回答)
現在、基本的な部分は一緒なものの詳しくはハウングアウトやウェブマスター公式ブログで。

 
・質問2
予測検索など新しいコンセプトは?
SEOですべきことは変わるか。

(回答)
ユーザーを見るという部分で観点は変わらないので原則的にはやるべきことは変わらない。
スマホの延長線上にGoogleグラスなどがあるがそれによってユーザーの行動がどう変わるかで見る。

 
・質問3
GoogleとしてコンテンツSEOをどう受け止めているのか?

(回答)
コンテンツが10年以上前から言っていること。
ユーザーにとって役に立たない情報は出さないようにする。

 
・質問4
SEOのKPIは?
施策の効果が見えづらい、報告しづらいがどうすればいいか?

(回答)
ケースバイケース。
目標の設定に誤解があるのではないか?
検索エンジンにわかりやすいものにして、ユーザーに魅力的なコンテンツを作る。
ランキングにばかり注目されがちだが、クローリング、インデクシングにも注目する。

・見る項目としての基本
最初はWMTインデックスを確認
キーワードごとの流入をGAで確認
コンバージョンをGAで確認

 
・質問5
年収について。

(回答)
秘密

 
・質問6
コピーコンテンツについて

(回答)
明らかにコピーコンテンツの方が上に行っている場合は是非教えてほしい。
報告はウェブスパムレポートから。
https://www.google.com/webmasters/tools/spamreportform?hl=ja

 
・質問7
守りのSEO
UGCなので大量のペナルティに困り果てている

(回答)
NGなものはアカウント停止などをしてしまうこと。

 
・質問8
オーサーシップについて。やめるのか、続けるのか

(回答)
検索結果に表示はしない。
誰が書いたかを重視するというのがなかったということになる、ということはないと考えてほしい。

 
・質問9
httpsのランキング要因について
(一言で答えて!)

(回答)
セキュリティは大事!

 
・質問10
グローバル展開
サブドメインかサブディレクトリか?

(回答)
どちらでもよい。どちらにもメリット・デメリットはある。
多地域、多言語のサイト – ウェブマスター ツール ヘルプ

 
・質問11
再審査リクエストはどうすればいいですか?

(回答)
原則、人間が対応しているのできちんと内容を書くこと。


 

5.コンテンツ施策の立案から運用体制の設計まで~ユーザーと対話する体制設計図~/床尾 一法(シンプルシーン/ガリバーインターナショナル)

数々の転職をしているT氏。(カメラに詳しい)

(相談してくる対象はカメラ購入を考えている人)
・わからない人
・自分で情報を集めているものの情報の精度を高めたい人
・背中を押して欲しい人
→Tさんの助言で全員購入している。

***

(集客の構造)
暇→ネット回遊→調査開始→比較検討
(そもそもぼんやりしている→情報の精度を高めたい→背中を押して欲しい)

背中を押して欲しい人:リスティング。
情報収集している人:コンテンツマーケティングのポイント。

・実例
グルメ情報サイト
→対策しているサイトは市場の中でも小さい。
→分類する:食の情報を求めている人、レコメンドへの反応
→分類したところ「ここで情報を収集しようというユーザー」が少なかった。
(グルメ情報サイトはブランドキーワードが強い。競合と比較しても弱い)

「この中で成果に近いキーワードは?」
グルメ
東京グルメ
六本木グルメ
六本木グルメ口コミ

→答え:東京グルメ
「六本木グルメ口コミ」はこだわりが強い。
「グルメ」は幅が広すぎて何を探したいのかわからない。

「この中で成果に近いユーザーは?」
高級車がほしい
トヨタ高級車がほしい
トヨタ高級車クラウンがほしい
トヨタの高級車クラウンマジェスタが欲しい

→答え:トヨタの高級車がほしい

***

TOPページは競合と比較される
ジャンル・商品ページはサイトの強さに引っ張られる。
カテゴリページは回遊率が高い。
→カテゴリページで情報を吟味させて購入まで繋げる(自分のサイトの中で決着を付ける状態にする)

・自社サイトの強味と弱味を分析する
・対競合、キーワード変異を調査する
・戦略対策キーワードの選定方法を定める
→競合が攻めきれていない部分と自社が強い部分のコンテンツに厚みを付ける
→その結果、2倍の流入を得てブランド検索でも1.4倍になる。

具体的にどのようなコンテンツを作ったのか?
→ユーザーの見たい知りたいにスムーズに答えられるようにすること

・どのように取り組むか?
→実際にマッピングしてみる。やれていることやれていないことを可視化する。

***

もっと広くサイトブランドを認識してもらうようにする。
・誰もにつぶやかれるような自社企画の仕掛けの仕掛けを作る。どのように伝播するか。
・訪問を繰り返してもらい商品を「買おうかな?」と思ってもらえるポイントを作る。

コンテンツによる再訪問とは?
→定期的に記事を更新する(ブログの感覚でOK)
ブログで商品情報や業界ニュースを配信すること。
記事の更新制は担保する(重要!)→訪問する価値を持たせる。

→客観的な記事と主観的な記事を織り交ぜる。
(主観的なコンテンツはユニークなもの。オリジナルになる)

→毎日情報を回収しに来るユーザーを確保すること。
→「今この時点でその時期までどういう準備をするか」を考える。
→ユーザーの一日の動きを考える。(通勤電車にgunosyやNaverを見るなど、記事の更新タイミングを考える)
→1商材に対して複数の記事を書ける。
→コンテンツのアーカイブが増えていくとサイトが強化される。回遊も良くなる。

・競合と比較して強いところ
→営業がマメに情報発信していたところが競合より強い傾向にあった。
→ただし、人に依存する可能性が高い。
→その人が辞めると引き継いだ人がうまく更新できない。(「面白いことをやりたい」という感じになりがち)
→安定的に運用できる体制が必要。編集方針を定めて競合と戦う体制を定める。
→実例:コンテンツのカタログを作成する。(詳細を設定する)
→成果到達に至るまでそのコンテンツはどの役割をするのか、をルール化する。

Web解析
→成果にばかり重点を置かない(担当者が刈り取りに走るようになる)
→変化への影響度を評価できるようにする(ユーザーにどのように貢献したのかを定義する)

担当者のスキルや独断に依存しない
→共通認識をもってコンテンツ制作を行える仕組みづくりが必要。
制度を作らないと声の大きな人の意見が通るようになる。

社内で情報を発信していくうちに決済者の目に止まる。情報発信は大事。


 

6.キーワードマーケティングとしての売れるスマホ・ランディングページ。~リスティング広告で高収益を出す方法とSEOへの応用とは?/滝井 秀典(キーワードマーケティング研究所)

・PPCの成功要因
広告30%:ランディングページ70%

・今検索エンジンマーケティングの関係者が悩んでいることは?
→スマホの流入が増えているもののCV率が悪い!

ありがちな例
PC CV率1% CPA5000円
スマホ CV率0.5% CPA10000円
→悪いパフォーマンスのほとんどの原因はスマホページ。

・実際にどうするか?
スマホでPCサイトを見せていたものを売れるスマホページにする。
→CV率が2倍になる。
→PCよりスマホの方がCV率は高くなる
→今は競争がゆるい

 
・一般理論モデル(机上の空論)
本来スマホの方がCVしやすいはず。
PCと異なり2窓で他サイトと比較しにくい。

スマホは複合キーワードが多い
→親指の位置から関連検索が押されやすいのではないか。

 
・スマホでCV率が低くなるワケ
スマホで見えないコンテンツがある
(ピッチ拡大しても)文字が読みにくい
電話ができない(と思われてしまう)
フォーム入力しにくい

 
・スマホサイトにしても反応を悪化させてしまうケース
PCサイトへ飛ばそうとする自信のなさ(最悪)
途中でPCページになってしまう(極悪)
ページトップに正方形のボタンだらけ
ページ遷移が多い(他のページに飛ばすのに飛び先のコンテンツが薄いなど)
やる気が微塵も感じられない(ファーストビューがスカスカなど)

 
・売れるスマホランディングページ
超縦長はスマホユーザーに全く問題ない(ページ遷移が極力少ない。感覚知的にはファーストビュー20個分くらいでもOK)
バナーボタンの多用(正方形バナーは片手でスマホを操作すると届かない事がある。どちらの片手でも操作できるインターフェースを採用)
→できるだけグローバルメニューを避けたい

固定ヘッダー/フッター(コンテンツが長くなることでレスポンスデバイス(申し込みボタン)が遠ざかることを解消する)
→固定ヘッダーで常にレスポンスデバイスを表示し、いつでも申し込みできるようにする。

アプリのようにスマホサイトを使ってもらう。
→ヘッダーの高さは44pxで統一する(facebook・Twitterも同じ。/JavaScriptで設定する)
→時間帯によってフッター部分を変更するケースもあり。(電話→メールなど)

スライドするサイドメニュー

徹底した軽量化(画像をできるだけ使わない/CSSスプライドなどを使用する)

最後を詰めるスマホ向けフォーム
→縦幅最低37px(それ以下だと指で押しにくい)
→たくさん入力しなくても良いメールフォーム
→選択した入力項目ごとに操作パネルが変わる(必須)…変わらないスマホサイトが5割以上

(ファーストビュー構成)
ロゴ・サイト名(ヘッダー2段はOK)
メインイメージ
キャッチコピー/サブキャッチ
サイト概要/ソーシャルエビデンス
3〜5の特徴(比較しにくいので競合優位性は不要)

・PCサイトへのリンクは不要か?
PCサイトへの誘導ボタンがあると覚悟が決まらない
いっそPCサイトの誘導ボタンをカットする
スマホページだけでコンバージョンさせる執念を燃やす
情熱と愛が勝つ

・スマホは機種やOSが多いためサイトの見栄えや印象も変わる
→機種が多すぎて大変。

(質問)
レスポンシブがいいと言われているがどうか?

(回答)
将来的にはレスポンシブになっていくと思うが、現段階ではPCサイトの情報に引っ張られてしまうことが多いため、今は別々に作ったほうが良い。


 

7.そもそも論で考えよう!SEOを強化するコンテンツ制作術 2014/松尾 茂起(ウェブライダー)

・WEBライダーの成功事例
薬剤師ネット(http://r-yakuzaishi.net/
→薬剤師求人で上位表示
→何故? Googleのガイドラインを守った上で評価されるコンテンツを作った。

知らないと損をするサーバーの話(http://www.cpi.ad.jp/column/

沈黙のWebマーケティング(http://www.cpi.ad.jp/bourne/

・2012年よりSEO業界激動
パンダアップデートとペンギンアップデート。
→パンダとペンギンと仲良くする。
 インデックス用のコンテンツを絞る
 評価が低そうな外部リンクは排除(リンクを外してもらったり、リンク否認ツールを使う)

質が悪いリンクの事例
→なんのために貼っているかわからないもの。

質が良いリンク事例
→張っている意味があるもの。すべてのリンクには「意思」がある。

外部リンクは集めるのが難しい…
・内部対策:コントロールできる
・外部対策:コントロールできない
→「美容外科」のTOPページにリンクは集まるか?:集まりにくい
→リンクを張りやすいコンテンツを作る。

売上に直結する:セリングページ
リンクを集める:リンクベイトコンテンツ
→人格を分ける。薬剤師ネットはこの手法を使っている。ドメインを徹底的に育てる。
→理想はセリング&リンクベイトコンテンツ。リンクを集めつつブランドを構築し、売る。

沈黙のWebマーケティング/知らないと損をするサーバーの話
→めっちゃ縦に長い

・女子大生最適化
→リンクを貼る人が激増(ソーシャルメディアを手軽に使える時代)
→女子大生につぶやいてもらうにはどうすればいいか(J・D・O)
→「仏具店」についてつぶやいてもらうには?
→行動心理学(マズローの欲求段階説)
→多くの日本人は社会所属欲求/承認欲求が強い/自己ブランド強化
※菊と刀(「恥の文化」を学ぶ)
※story.jp(自分の人生を顕示)

・紹介したくなるコンテンツを考える
はてなブックマークでキーワード検索をする
※ただしバズりやすくても文脈のあっていないコンテンツはNG

→「プロが教える」コンテンツ(価値ある情報を紹介すると周りから評価される!)
ただし、難解すぎてはダメ。分かりやすくないとそもそも紹介されない。分かりやすさを追求する。

→難しいノウハウを優しく演出して受け手の心理障壁を下げる
「薬剤師マキの調剤なる日々」「東京エクセル物語」など。

→表現方法は無限!
文章の書き方一つでも変わってくる
・ギャルでもゎかる自作PC
・小悪魔女子大生のサーバーエンジニア日記
・薬剤師マキの調剤なる日々
・ナースが教える仕事術
・東京エクセル物語
・知らないと損をするサーバーの話
・沈黙のWebマーケティング

・分かりやすさの3要素
1.読み手のストレスを減らす(沈黙のWebマーケティング。平均滞在時間6分30秒)
→長いとNGというわけではない。

2.記憶に残りやすい
→思い出すきっかけポイントを作る。
→後日思い出されてリンクを張られることがある。(「記憶」からの流入)
 
3.人に教えやすい
→情報が「一箇所」にまとめられている。

・何を学ぶか?ではなく誰から学ぶか?
→「誰」の言葉なら人は心を動かされるのか?を常に考える。
認知がないのであれば匿名でも良い。謎なものに人は惹かれる。あるいはキャラを立てる。

量より質
→オンリーワンより特定のコミュニティ内でのナンバーワン。

記事という言葉を使うからおかしくなるのかも。
「コンテンツ」をつくろう!

人を動かす。
→リンクを張るのは人間だから。


 

感想

「コンテンツ」という白黒付けづらい部分に深く踏み込んだ面白かったです!
ぼやっとした部分に対して各登壇者の方からの視点が具現化されており勉強になりました。

これを今後のコンテンツを考える際のヒントにできたらなと思います。
本日はありがとうございました!!!


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