CSS Nite LP,Disk29」を受けてからもやっとしていることがあります。

きっかけは鈴木謙一さんの「ナレッジグラフ」の説明。

文字列からエンティティ(存在)の認識へ。
英語圏では薬品成分やカロリーなども分かるようになっている。

人間がするようにGoogleが世界を理解するようになる。

で、畳み掛けるように安川さんのセッション。

検索結果は「読まれている」ということ。

※安川さんではなかったかもしれないですが「検索結果を見るだけで検索活動を終えてしまう場合がある」みたいな話もありました。

そこから繋がりだす住さんのセッション。

コンテンツとは?
○教養・娯楽を提供するもの(潜在層の目的ともなる)

ふと思ったのが「これ、ナレッジグラフがパワーアップしたら検索クエリに対して検索結果で完結するってことが増えるんじゃないのか?」

というわけでつらつらと今思っていることを書いていこうと思います。

 

既に検索流入が全く期待できなそうなコンテンツ

鈴木さんのセッションから「富士山」を例に挙げてみるとこんなコンテンツはもうサイトへの流入が期待できなそう。

「富士山 高さ」
「富士山 最新の噴火」
「富士山 初登頂」

こういったものに関してはすべてナレッジグラフが一言で片付けてしまっています。
検索クエリを投げたユーザーは検索結果を見て完結します。

※検索流入が期待できなそう、というだけであってサイトへの流入口は検索だけではないのでサイト内のコンテンツとしては絶対に入れておくべきことだとは思うけども。

 

今後はこんな検索結果も完結できるようになるのでは?

今のナレッジグラフはwikipediaなどからの引用が多いので、その引用範囲(情報の信頼性の精度)がもっと高まってくると一般的なもの以外の答えも回答してくれるのではないでしょうか。
例えば

「オーディン 究極進化」
→究極進化の方法が出てくる

「艦これ 声優」
→カルーセルとかで出てきてもおかしくなさそう

「モバマス アナスタシア」
→プロフィールが右側に出てくる

とか。

 
この手の引用はオーソリティーの高いサイトから引用されるはずなので、その分野においてのオーソリティになるということは大切そうですね。
「引用元:バカに毛が生えたブログ」ってナレッジグラフにあったら派生の知識を求めてそこからの流入はあるのかもしれない。

 

将来的に流入経路としてどんなコンテンツが生き残るのか?

「教養」系のコンテンツに関して、一言で表現できるもの(数式とか辞典的な絶対な要素)は将来的にどんどん弱くなってくるんじゃないかと思っています。

残りそうなものとしては「ダイエットの方法」とか「面白い本」など一つのクエリに対して一つのアンサーを出せないもの。
「ダイエットの方法」でいうと「レコーディングダイエット」「朝バナナダイエット」・・・とか色々な要素があります。
ただ、このへんに関しても右の枠を使って「こちらを検索する」要素で選択肢を与えられるのかもしれない、とか。

kochira
(ナレッジグラフ「こちらを検索する」要素)

 

まとめ

ロボットが人間の知恵を上回ることは(今のところ)ないと思うのですが、思考回路を持ったりということをはじめていくと、検索エンジン上の結果だけで完了してしまうことが増えてくるかもしれません。
その一番最初の段階がナレッジグラフの発展だと思うのですが、その先を見据えたコンテンツとは何なのか、想像していきたいところです。


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