リスティング広告 プロの思考回路 (WEB PROFESSIONAL)
読了。
ケーススタディやキーワードの属性ついての考え方が面白かったです。
もくじ
1.どうやって効果を高めるのか?
リスティング広告の「プロ」ってどんな人?
最適なアカウント構成は実はどのECサイトでも同じ
キーワードとLPの最適化は「定石」が確立されている
後発でも勝てる!「キーワードの深堀り」
2.事例でわかる!プロの思考回路
成功企業が知っている「掲載1位」のおいしい思い
予算消化の無駄球を減らす季節性キーワードの戦い方
多品目、低利益率は自動入稿システムで勝つ!
成熟市場で申し込み数が10倍に!ニーズの見極めとサイト改善
異なるニーズを振り分けてビッグキーワードを最適化
月額課金サイトのROIをキーワード分析で改善
キーワード数の多いアカウントをKPIに沿って最適化
ディスプレイ広告でリスティング広告の裏をかく
3.アトリビューションとSEMの未来
グーグルの方向性を読んでグーグルとの戦いに備える
ホリスティックアプローチとアトリビューション分析
「リスティング広告のプロ」がSEMをリードしていく
気になった
自社(広告主)/競合/お客様を知る
リスティング広告最適化フロー例
「キーワードの深堀り」をする
派生キーワードから時々発生するコンバージョンを見逃さない
掲載順位とコンバージョン率の関係の3モデル
キーワードに対しての検索ユーザーの行動モデル
「1位を取りに行く」戦略の成功条件
初心者と上級者のニーズが異なるケース
リードナーチャリングの手法
感想
リスティングの運用に際しての考え方というよりも、根本の部分にある「キーワードに対しての考え方」が凄くわかりやすかったです。
本書内の「キーワードに対しての検索ユーザーの行動モデル」の箇所で「1位をとることで効果が上がるパターン・上がらないパターン」が図説されています。
1位という枠が費用対効果としてどうなのか、キーワードの属性としてどうなのかという考え方が非常に具体的で理解しやすいです。
SEOでもこのキーワード属性に関しての考え方は持っておきたいところですね。
その属性を想像することで例えば3位以内に入らないと意味がないのか、そうでなくても意味があるのかが明確になりそうな気がします。
(※SEOに関して言うと商用以外のサイトも上がっていたりするのでその辺の絡みもありそうですが)
リスティング運用だけではなくキーワードと向きあえる良き一冊。
「【2013.1.31】リスティング枠の画像広告が変化「Googleで○○を購入する」表示」
「【手元に置いておきたい一冊】インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針/Susan Weinschenk」