大震災の後で人生について語るということ

読了。これはいい本。
自分の人生設計に関してちょっと考えさせられるところがありました。

 

目次

日本を襲った二羽のブラックスワン

不動産神話 持ち家は賃貸より得だ

会社神話 大きな会社に就職して定年まで勤める

円神話 日本人なら円資産を保有するのが安心だ

国家神話 定年後は年金で暮らせばいい

伽藍からバザールへ 人的資本のリスクを分散する

世界市場投資のすすめ 金融資本を分散する

なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか?

大震災の後で人生について語るということ

 

気になった

自殺死亡率の推移

マイホーム資産に投資したBS

サラリーマンというリスク

人口総数の現象・高齢化の進展・少子化の進展

医療費・介護保険の利用増加

誰にでもできる代替可能な仕事はグローバルに飲み込まれる

知識層は人口の10%。知識社会に適応した方が優位。

将来的な観点が悲観か、楽観かいずれにしてもやることは決まっている

バザール世界では金銭よりも「評判」の方が価値が高い

 

感想

一番印象に残ったのは「サラリーマンというリスク」のくだり。
社会的には会社が潰れるというのが日常茶飯事のように起こっており、名だたる有名企業でも人員削減など、最近はトップニュースで報じられています。

リスクとして「会社が潰れるかも知れない」という意識がなかったわけではないのですがどこか楽観視していました。
あと10年くらいしてから会社が潰れる→若い世代に任せていく、といったような方針になった場合に「とりあえず会社に入っていれば安心」といったような気分では到底対応できないなとリアル感を持って感じました。

会社勤めそのものは否定するつもりがないのですが、会社が自分のことを雇い続けてくれるとも限らないし、それ以外に何かあった際(会社が倒産など)にリスク管理のようなものができてないと将来的な対応が難しい。

自分自身にリアルに迫ってくる感じとして、人生設計を見なおさなくては・・・と感じられる一冊でした。色々と考えさせられる。おすすめ。


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