食べログのヤラセ問題(食べログ内での感想記事を業者がいいように書く)が発覚し、そこから何故かSEOがピックアップされ、

SEOはステマである!(ドヤ

みたいな記事が色々と出ているのですがその記事にはどうにも違和感を感ぜずにはいられません。
そこで自分の中での違和感をまとめてみることにしました。

主なSEO=ステマ記事

多分「SEOってステマだぜ!」とか言ってるのはこのへんの記事だと思います。

SEO対策はネット界における常套ステマである|| ^^ |秒刊SUNDAY

「Google検索順位上げます(悪質SEO)」と「食べログ順位上げます(やらせ)」の違いは? (追記あり) – BLOGOS(ブロゴス)

各記事のどのへんに違和感を感じるのかを考えてみました。

 

秒刊SUNDAYさんの記事

・大量のダミーサイトを保有し、目的のサイトにリンクさせる。(ペイドリンク)
・サテライトサイトを作り無理やりヒットさせる。

外部リンクの話。
無理矢理リンクを貼りまくって上がりますよ!という時代ではない気がします。
これはSEO業者じゃない方に特に認識してもらいたいところなのですが、ホント、そんな単純ではないです。
外部リンク一辺倒の時代もありましたが、今はそれは厳しいのかなと。

・怪しげなツールで一定間隔で目的サイトにアクセスさせる。
・怪しげなツールでページ滞在時間を延ばす

世の中に怪しげなツールが存在しているのは間違いないと思うんですが、「一定間隔で目的サイトにアクセスさせる」というのとか「ページの滞在時間を延ばす」というのは既にSEOの範疇からは離れているような気がします。どういうツールなのかよく分からないので何とも言えないですが。
というか、「怪しげなツール」って大雑把すぎてずるいだろw
怪しげな、って何だよw

この手法は一般の人は全く気付かず水面下で行われる為、『水』で検索した際上位に表示されていれば『おいしい・健康に良い』にかかわらず目に入るので、ユーザが判断なしに『上位に表示されているから』という意味不明な安心感によりサイトにアクセスし、まんまと旨い具合にアフィリエイトを踏ませるという単なる広告サイトだったということはザラにある。

これは多分SEO業者が全く存在しない世界になっても同じだと思います。
上位表示されているからといっていい商品とは限りません。
これは自分の個人的な解釈なのですが、上位表示されるのは「webサイトとして強いサイト」あるいは「検索エンジンに対して強いサイト」なんじゃないかと。

でもそれってSEOに限ったことなんだろうか?
例えばTVで露出の高い商品が絶対的に良いものとも限らないし・・・

上位に表示されているという事が、必ずしも目的のサイトであるという保証はなく、

これはその通りだと思います。
そこはユーザーが判断していくしかないのかなと。

もしかしたらただ単にSEO業者によって無理やり上位に表示させるなどの『ステルスマーケティング』による『アフィリエイトサイト』である可能性があるということだ。

SEO業者にそこまでの権限はないのです・・・
一昔前ならそれこそ無理矢理上げるようなこともできたのだろうけど、今そんなに無理矢理上位表示はできない。
少なくともサイトの実力が伴ってないとかなり苦しい。

もちろんそれを無視して「上がります!」とか言い切ってしまう悪い人達も存在しないわけではないです。多分。
※ちなみに一般の方向けに言うと「絶対」を謳う業者はどんな理由があれ信用しない方がいいです。

違和感としてはこの辺ですかね。
対策の内容が雑なのと、SEO業者が外部リンク貼れば上がっちゃうんだぜ!という流れに引っかかりを感じました。

 

BLOGOS(ブロゴス)さんの記事

記事名が「(悪質SEO)」ってきちんと注意書きがしてあるので、「なるほどスパム的なものとそうでないものを分けて考えるんだな」とか思って読んでたわけですよ。
そしたら「あれ、記事終わっちゃった!」的なw

で、追記もあるんですが「悪質なSEO」にしか言及されていない。

「(狭義での)クチコミは役に立たない」「食べログはダメ」みたいな話でなく、この「クチコミ」的なシステムの特性と、不正の手法と、その対処法を知ることが、インターネットを適切に使って役立てていくために必要なのだと思います。

(狭義での)SEOは悪質みたいな話ではなく、SEOのシステムの特性と、不正(スパム)の手法と、その対処法を知ることがインターネットを適切に使って役立てていくために必要なのだと思います。

 

違和感まとめ

ベスト・オブ・違和感

「SEOとは外部リンクを貼って無理矢理順位を上げる手法である、という視点」

これかなー。
記事を書いた方も分かってると思うんですが(分かってると思いたい)、SEOそのものが害悪なわけではないんですよ。
厳密には「害悪な手法」もある、という話で。

この違和感は「SEOオワタ祭り」の時の感じに似てますね。

SEOオワタのヤーツ(こっちが本物) – Togetter

そうそう、やっぱり「SEO」の捉え方が大雑把なんだ、と。

SEOの業界を良くしようとか頑張ってる人もたくさんいるのに、記事にすると面白いからって、大雑把にまとめて「SEO=悪!」みたいなことを書かれてしまうと本当に元気がなくなります。
そして記事をじっくり読んだ後のこのもやもや感と言ったら!w


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