以前「今後評価されるアンカーテキスト」という更新をしたところ、参考になるコメントをいただきました。
以下コメント抜粋

「評価対象にしちゃったの?」系のリンクについてですが・・・。
もともと、外部リンクの機能というものは、「文中などで、関連のあるページを紹介するためのハイパーテキスト」と理解しております。

つまり、インターネットの古い歴史を考えると、とある研究機関の論文がネットの掲載されて、その関連情報、そのより詳しい情報が掲載されているページへリンクをはる・・・。
ページの終わりに「関連情報」「参考文献」などとして、外部サイトのタイトルやURLを示しておく・・・と。

分かりやすくというと、イメージとしては、wikipediaみたいな感じでしょうか。
文中のワードにアンカーリンクが付けられ、説明されているページへリンクをはってありますよね。決して、titleやURLだけに合わせてあるわけではありません。
「アルツハイマー型認知症」の論文ページで、「アミロイドベータ蛋白」にリンクがはってあれば、読者は、そのリンクをクリックするだけで、「アミロイドベータ蛋白」に関する説明・関連情報を見れるわけですよね。当然、リンク先は「アミロイドベータ蛋白」について書いてあるのが普通です。

"[PR]キーワード"や、ワードサラダなんていうリンクは、SEO業者が勝手に作ったものですよね。自然なリンクに見えるかどうかはともかくですが、キーワードそのものにリンクをはること自体は、決して不自然なことではないです。

最近はあんまり言及されてるところを見かけませんが、もともと、Googleでのリンク効果は、「リンクレピュテーション」と「リンクポピュラリティー」があると言われてましたよね。

最近のクローラーは、アンカーリンクのテキストだけを判断しているわけではなく、アンカーテキストリンク周辺のテキスト、コンテンツ内容なども評価対象に入れているらしいので、[PR]"キーワード"やワードサラダでは、ポピュラリティ効果はあっても、レピュテーションの評価がきわめて低いのではないかと思います。ちりも積もれば何とかなので、サイトもネットワークも別々なサイトから膨大なリンクを受ければ、レピュテーション効果も出てくるとは思いますが・・・。

人工的にSEO目的でリンクを作る場合、リンク形式そのものうんぬんというよりも、周りのコンテンツにあってないリンクは、評価されない(ペナルティーという意味ではなく、ゼロに近いという意味で)のではないかなと思います。
要は、「キャッシング」のキーワードにテキストリンクをはるのは問題ないと思いますが、そのページが「キャッシング」のテーマに特化していなければ、「キャッシング」のキーワードでアンカーテキストを飛ばしてもあんまり効果が得られないのではないかと思います。

[PR]"キーワード"のリンク形式でもいいですが、"キーワード"に興味がないユーザに、宣伝されても、ユーザがリンク先のページを見に行く可能性は低いと考えられますよね。
ページ内容に関係ない(=閲覧してるユーザが興味を示さない)[PR]"キーワード"のリンクの評価が低いだろうと考えるのは、そんな関係ないページをユーザに紹介してもしょうがないよね・・と思うのは、検索エンジンも同じではないかなと考えるからです。

そのコメントに対しての自分のレスが

調べてから再び更新してみたいと思います!思います!思います・・・・….
1ヶ月半経過

というわけで、いい加減更新します。
その間に考えることも多かったのでその辺も踏まえて。
半分くらい妄想と想像を重ねながら書いてみました。

■キーワード単体で貼ることは自然か否か?
当時の更新で「キーワード単体で貼ることは不自然なのではないか?」と書きました。
例えば「キャッシング」とか貼るのはおかしいんじゃないかと。

(コメントより)
もともと、外部リンクの機能というものは、「文中などで、関連のあるページを紹介するためのハイパーテキスト」と理解しております。

つまり、インターネットの古い歴史を考えると、とある研究機関の論文がネットの掲載されて、その関連情報、そのより詳しい情報が掲載されているページへリンクをはる・・・。

「アルツハイマー型認知症」の論文ページで、「アミロイドベータ蛋白」にリンクがはってあれば、読者は、そのリンクをクリックするだけで、「アミロイドベータ蛋白」に関する説明・関連情報を見れるわけですよね。当然、リンク先は「アミロイドベータ蛋白」について書いてあるのが普通です。

"[PR]キーワード"や、ワードサラダなんていうリンクは、SEO業者が勝手に作ったものですよね。自然なリンクに見えるかどうかはともかくですが、キーワードそのものにリンクをはること自体は、決して不自然なことではないです。

キーワード単体で貼るのが不自然な時と、自然な時、両方あるのではないかと思いました。

【キーワード単体で貼っても自然】
・論文
→コメント内でも言及されているようなwikipediaであったり研究論文

・固有名詞
→「藍澤光」とか人名とか企業名とか。バイネームリンクとかこのへんですかね。

何かを特定できるもの、キーワードの意味はこの貼られ方が多い気がします。
wikipediaが上がりやすいのはそのため?
(QDD要素も高いとは思うのですが)


【キーワード単体で貼ると不自然】

・抽象名詞
→そのキーワードが特定の一つを指すわけではないもの。「キャッシング」「FX」とか複数対象があるもの。

抽象的な名詞単体でアンカーを設置した時に、貼られ先がwikiのような用語ページと、企業サイトとでは評価のされ方は違うのかどうか。
線引きが難しいからそんな評価の分け方はされないかなー。
その辺はリンク先の内容と種類とかによるのかも知れませんね。

【キーワードを含んだアンカーテキストを貼られても自然】

そのサイトのtitleを引用されることがあるのでtitleをしっかりキーワード含んだものにしておけば、そのアンカーは自然なのではないか?

例えば
「A比較」
「キャッシング比較B」
というtitleのサイトが2種類あった際に「A」に対して「キャッシング」とは普通貼らないけど「B」に対して「キャッシング比較B」とキーワードを含んだリンクを貼るのは自然。
自然リンクのアンカーの集まり方を考えるとtitleの設定は非常に重要ですよね。

■周辺テキストとの関係

(コメントより)
最近のクローラーは、アンカーリンクのテキストだけを判断しているわけではなく、アンカーテキストリンク周辺のテキスト、コンテンツ内容なども評価対象に入れているらしいので、[PR]"キーワード"やワードサラダでは、ポピュラリティ効果はあっても、レピュテーションの評価がきわめて低いのではないかと思います。ちりも積もれば何とかなので、サイトもネットワークも別々なサイトから膨大なリンクを受ければ、レピュテーション効果も出てくるとは思いますが・・・。

周辺テキストとの関連性は非常に興味深いですね。

以前はアンカーの分散に関して偏りがないようにしないとマイナス要因になるのではないか?と考えていました。
その考えは今も変わっていないのですが、それに加えて、サイテーション度も含まれてくるのではないか?と思うようになっています。

Link

以前考えていたのはこんな図式で、リンクの配点が変わることで順位が動くのではないか、と思ってました。
配点の変更はこんな感じ。

Link2

(アンカーの種類のポイントが変わることによって順位が変わります)

そこにさらにサイテーション度(webでの言及度)も含まれるのではないかと。
例えば、リンクの評価が同じだった場合の話。

Same_point

どっちを上位にしていいのか分からなくなります。
(※この場合、他の内部要因が絡んだりすると思うのですが思い切り割愛します。評価は外部リンクだけではないです。あとリンクポピュラリティとかもあるのでかなり大雑把な話にしてます)

その際の他要素。リンクではない言及度、とか。

Same_point_3

Bの方がwebで話題になっていることを踏まえてポイントを加味する、など。
こうなるともう調べようがないのですがw、この辺も加味されているような気がします。

リンクレピュテーションとはまたちょっと違った感じの評価ですかね。

・語彙参照
リンクポピュラリティ(link popularity)>SEO辞典>SEO対策 キーワード辞典

リンクレピュテーションとは :: SEM R

・サイテーション事例
「禿」検索→孫正義のwiki
「画伯」検索→小林ゆうのwiki
「こんにゃく」→「この青空に約束を」公式(エロゲーです)
「東鳩」→「ToHeart」公式(エr


■まとめ

完全に妄想の世界に入り込んでしまっているのですが、考えれば考えるほど深い。
結局のところ、自作自演で自然風リンクをやるにはちょっとした自然なwebの世界を自分達で再現しなきゃいけない、ということになり、かなりめんどくさい。
どのくらい評価されてるのか分からないサイテーションまで含めちゃうともうわけわからなくなりますからね。

自分達でできることとしては

・そのサイトの評判を増やす
・自然リンクを増やす

といった感じになるのかなと。
「自然リンクを増やす」って言うけどそれが簡単にできれば苦労しないんじゃないかとも思うわけですがw


“【続】今後評価されるアンカーテキスト” への4件のフィードバック

  1. こんにちは!
    fugutiさんの今日の記事はハンパないですね。
    参考になる部分が多いですが、私の理解力の無さで混乱するところもありましたw
    >>サイトもネットワークも別々なサイトから膨大なリンクを受ければ、レピュテーション効果も出てくるとは思いますが
    これはホントそうだと思います。
    膨大なリンクをもらうと普通ダメなことがダメじゃなくなってパワーを発揮しちゃうんですよね。
    それにしても自然リンクを集めることって大変ですよね。
    私は規模が小さいので上げたいワード毎にサテライトを作る時間があり作成していってますが、そのカテゴリに関してのブログを立ち上げるとコメントなどが入ってくるようになりリンクも集まるようになりました。
    その際に、リンクを貼ってもらうときにアンカーテキストは注意してます。
    偏りすぎたり、バイネーム(ブランドリンクと言われてますがどっちでもいいですw)ばかりにならないようにしたり。
    その変も何故か気を使わないと自演リンクだと思われそうです。
    もちろんfugutiさんの記事ないにあったtitle次第でそう見えないようにもできると思います。
    あ、また自分で何言ってるかわからなくなりました。今日もいい記事ありがとうございます!
    理解力がないのでまた何度か読み直します!

  2. 良記事ありがとうございます。
    内部リンクだとキーワード単体で貼っても違和感無いですよね。
    Wikiもそうだし。あと、タイトルリンクもOKそうですよね。
    亀田さんの「リンクレピュテーション」と「リンクポピュラリティー」の話、面白いですね。
    リンク先のページのコンテンツをどのように表現するのか?という考えだと、リンク先を
    説明する文章でのリンクが検索エンジンフレンドリーかもしれませんね。
    さて、ターゲットキーワードに関する記事を書き、そこから、リンク先のコンテンツを
    説明するような、キーワードを含む文章をアンカーにすれば、「リンクレピュテーション」と
    「リンクポピュラリティー」もパスし易いかもしれませんね。
    また、リンク元の記事の前に同ドメイン内の別のページで、関連する記事を書いて内部リンクをそのページに掲載したりするとワンクッションになって更に効果をもたらすかもれません。
    サテライト2軍にも同様に関連記事を書いて、リンク元のキーワードスコアを上げて、
    クライアントにリンクする事も出来ますし、キリがないですけどね~w

  3. コメントありがとうございます!
    >packさん
    「膨大なリンクをもらう」っていう部分に関してはおそらく自作自演では無理な領域にあるんじゃないかなとか思ったりもします。
    完全自作自演のリンクしかありません、ということになるとコントロールもしやすいような気がしなくもないんですが、そうじゃないというのがややこしいところかなと。
    >徳田さん
    「さて、ターゲットキーワードに関する記事を書き、そこから、リンク先のコンテンツを説明するような、キーワードを含む文章をアンカーにすれば、「リンクレピュテーション」と「リンクポピュラリティー」もパスし易いかもしれませんね。」
    そうですね。一つのリンクにそれだけのこだわりがあれば効果はすごく高いと思います。
    あとこのパターンはリンクにキーワードがなくてもいい感じ(曖昧ですがw)にリンク効果は与えられるのではないかとも想像しています。
    流れ的にはそのリンク先は記事と連動した内容、となるんじゃないかと。
    考えだすとキリがないというか、自作自演してる側が想像しまくった挙句、自分達で勝手にハマるのではないか、と思いましたw 検索エンジンに踊らされています・・・ぐう。
    >ハイオクさん
    僕も実は知りませんでしたw
    「知らない」って言っていただけると自分だけじゃなかったんだと本当に安心しますw

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