検索エンジンはなぜ見つけるのか ―知っておきたいウェブ情報検索の基礎知識
読了。
非常にすばらしい本だった。
内容としては検索エンジンがどのような仕組みで動いているのか、どうやってサイトを探しているのか、ランキングの仕組みはどうやって定義付けているのかを事例付きで分かりやすく紹介。
「これを読んだら順位が上がる」という類の本ではないけど、検索エンジンの仕組みを知ることによって色々な推測がしやすくなる。
SEO関係者の方にはぜひ読んで欲しい。というか、もう本当に配りたいくらいw
■印象に残った箇所
・それは同じページか異なるページか
→URLが異なるが、同じ、または類似しているページの場合どうやって区別をしていくのか。
・そのページはいつ書き換えられるのか
→更新をどうやって確認しに行くのか、またその巡回頻度はどうやって設定すべきなのか
・言葉を扱うのが苦手
→実情ではコンピューターが言語を処理する能力は人間に及ばない
・一言では表せない質問
→「夏休みに読みたい本」「大学での研究テーマ」などのレコメンド面が弱い
・ハイパーリンクでの人気投票
→ヤラセを防ぐためにどういった対処法をとるか。アンカーテキストの評価方法。
・表記のゆれ、類義語の発見方法
・適切なページの表示のさせ方
→検索クエリに対してどのようなページが選ばれるのか、また選ばれ方の方法。
■感想
楽しかった!の一言。
自分がブログで「metaが」とか「検索結果が」と書いているのが本当に小さい世界観に感じてしまう。
本書で検索エンジンの仕組みを知ることで
「じゃあ、こうすると検索エンジンに好まれるんじゃないか」
「こうしたほうがクローラビリティは良くなるんじゃないか」
「将来的には検索エンジンがこういった動向になるんじゃないか」
と推測(妄想)ができ、本当に楽しいです。
色々なことのヒントになり、非常に分かりやすい本なので、SEO関係の方にはぜひ読んで欲しいです。
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純粋に感動した結果の昨日のツイートでした。
本当に良書。