新規Googlebot-Mobile?

「海外製端末のUAと日本製端末のUAがあるのはバグの調査などをするためか」

みたいなことを書いたら(元)上司が

海外にもサイトがあるからでは?
wap1.2⇒wap2.0

とコメントをw

これ、もはや暗号だろwww
ということで読み解いてみることにしました。
そもそも「WAP」ってなに?ってレベルですよw
聞いたことはあるんだけどねw

**

・WAP

Wireless Application Protocolの略

Wireless Application Protocol(ワイヤレス アプリケーション プロトコル、略称: WAP)は 携帯電話などのデバイスでインターネット閲覧などのサービスを可能にする為の技術仕様である。(Wireless Application Protocol(wiki)

読み進めていくと

WAP 1.xで使われるコンテンツ記述言語はWML(Wireless Markup Language)であった。しかし、インターネット標準のHTMLとは互換性が無く、コンテンツ作成にはWML用のオーサリングツールが必要であり、不便であった。また、当時の利用可能な携帯電話による通信環境は9.6kbpsのCSD接続があるばかりでパケットは無いというような時代であり、コンテンツも主にテキスト、液晶はモノクロという時代であった。

と書いてあります。
これは今読んでる夏野剛さんの「ア・ラ・iモード」に書いてあったのとシンクロしますね。
iモードでWMLを採用しなかったのは、WMLを採用してしまうと、そもそもWMLを使える技術者絶対数が少ないので人を採るのも高くなってしまうため。
htmlベースで作れば技術者の数も多く、またモバイルインターネット参入もしやすくなるからだとか。

日本では、業界首位のNTTドコモはWAPを採用せずに、c-HTML (Compact HTML)を元にした独自のi-modeを採用した。

ですね。
で、流れで行くと、c-HTMLはhtmlをベースにしたものということですが、実際どのくらい違うのか。
c-HTML(wiki)
によると

・狭いディスプレイでは表示できないタグ等の不要なものが省かれた。
・文字コードはShift_JISのみに対応し半角カナの使用が認められている。画像データはGIF形式のみの対応となっている。しかし、最近のものはJPEGや端末によってはPNG画像にも対応できるものが多い。
・iモード対応HTMLでは、電話番号へのリンクを埋め込む機能(telタグ)などが追加されている。

と書いてあります。

**

c-HTMLの話からWAPに戻す。
WAP1.2⇒WAP2.0

というのはどういう意味なんでしょうか。
つーか、WAP2.0って何。僕って何(三田 誠広)

その後の携帯電話は、GPRS、EDGEおよび第三世代携帯電話などのパケットベースでの通信が比較的安価に利用することが可能となり、また、液晶のカラー化、カメラ搭載なども進んで、携帯電話インターネットサービスを広く利用する環境は整いつつあった。

WAP 2.0では、WAP 1.xの失敗を踏まえ、インターネットで標準的に使われている技術が採用された。コンテンツ記述言語としては従来までのWMLとならんでXHTML MPを、トランスポートプロトコルとしては従来までのWTP/WSPとならんでTCP/IPを採用した。これにより一層のコンテンツ利用の拡大をはかることになった。現在WMLは消えゆく存在となりつつある。

ここでまたXHTML MPですよ。
なんなのもうw
調べたけど…
XHTML MP(wiki)

XHTML Mobile Profile(XHTML MP)は、ハイパーテキスト型コンピュータ言語の規格であり、携帯電話などのリソースの限られた機器で利用することを目的として設計された。

なに?
c-HTMLの世界版、みたいな捉え方でおk?
とは言ってもc-HTMLと互換性があるわけじゃないんだろうな~。

…と思ったら、あったよ!>互換性

・iモード対応XHTMLは、WAP Forum(現OMA <Open Mobile Alliance>)のXHTML-MPをもとにiモード対応HTMLとの互換性を意識して策定したものです。
・WAP2.0の主な機能のすべてに対応しています。
作ろうiモードコンテンツ「iモード対応XHTMLの特徴」

ふーむ。

もう一個。DOCTYPE宣言に関して

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//WAPFORUM//DTD XHTML Mobile 1.0//EN"
"http://www.wapforum.org/DTD/xhtml-mobile10.dtd">

(一例です。詳しくは上記XHTML MPのwikiへw)
っていうのが世界基準のサイト用宣言で、

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//i-mode group (ja)//DTD XHTML i-XHTML(Locale/Ver.=ja/2.3) 1.0//EN" "i-xhtml_4ja_10.dtd">
(「作ろうiモードコンテンツ」より)

こっちがiモード用ということだろうか。
ただ、互換性自体はあるのでどっちを使ってもいいってことなのかね?
ここまでのイメージを作ってみた。
Xhtmlmp


合ってるかどうかは知らないw
もしかしたらXHTML MPがiモード用XHMLに対応できるかもしれないし。
いや、互換性があるから対応できるのだろうか。
(ちなみに完全に互換性があるわけではないかと思います)

**

さて、いたずらに読者を混乱させる更新になってきましたw
いや、考えた過程が大事だとも思うのでこんなカオスな状態になっているわけですが。
そもそも僕も混乱しているので何がなんだかw

で、今気付いたんだが、XHML MPはWMLを含んでいないのよね。
かつXHTML MPとc-HTMLの関係もあるので再更新。
Wap

これか!
(ひとまずの最終結論w)

**

で、関連記事なんかも見つけたので記載。

ドコモ、秋以降発売のFOMAをWAP2.0対応に~デュアルブラウザ(2002.5)

ドコモがXHTML MPに対応できるようにした当時の記事ですね。

googlebot-mobileのUAとDOCTYPEとインデックスの関係についての実験とその結果

2年前の他の方の記載ですが、Nokia6820とN505iの違いについて言及。
斜め読みですが

Nokia(海外端末ロボット)⇒XHTML MPに対応
N505i(日本端末ロボット)⇒cHTMLに対応

みたいな感じ。
ただ、今現状でiモードXHTMLに対応するサイトを作っておけばXTML MPにも対応できるはずなのでそれを区分けする意味はあるのだろうか…と思ったり。
まあ昔からあるサイトの対応と調査の補完のためですかね?

【まとめ】
日本でサイト作るならiモード用XHTMLで作れ。

…で、いいのかな? かな?
(休日の朝から2時間近く調べ物をしてしまった件w)


“googlebot-Mobileに海外端末と日本端末がある件に関して” への2件のフィードバック

  1. すみません。そして微妙に違う・・・でも多分どうでもいいのかと・・・それと便座カバー。

  2. なにその妙に気になる言い方w
    教えてくださいよ~w
    そもそも引用ばっかりなのでなんともいえない更新でもありますが。
    ティラミスジュース

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