※はじめに(重要)
今回のお話は検証用の1ページ単位の話なので全てのケースに適用されるとは限りません。あくまで一つの事例として見ていただければと思います。

毎回書いていますが、あくまで今回やったページのみで起こったこととしてご確認ください。

 
これまでの流れ
(2016/12/8)
PCとスマホ、同じURLで全く違う内容を表示させるページを作成しました。

・実施内容
【検索雑談】PCとスマホで全く表示する情報が異なる場合どうなるのか知りたい

・実装ページ
https://www.baka-ke.com/lab/mfi/

 
(2016/12/20)
スマホページの情報が検索結果に表示されるようになりました。
【2016.12.20】PCとスマホで掲載情報を変えたらスマホの情報が検索結果に表示

そしてさらにその後、また動きがあったので記載します。

 

その後の流れ

(12/25 22:30くらい)Vary HTTPヘッダーの設定を実施

矢萩さん(@deadseo)から「Vary HTTPヘッダー設定した方がいいかも」というアドバイスをいただきました。
※設定していませんでした(汗)

※Vary HTTPヘッダーについて

「ユーザーエージェント名によって内容が変わりますよ」という情報をウェブサーバーがVary HTTPヘッダーで返すことで、キャッシュサーバーやGooglebotがそれを理解できる
スマホ向け表示を分けているときはVary HTTPヘッダーを使うこと など10+4記事(海外&国内SEO情報)

で、今回サーバーの仕様なのか.htaccessで設定しても上手く反応しなかったのでphpで設定を実施。(12/25 22:30くらい)
参照:The Vary: User-Agent HTTP header guide

(12/29 18:30くらい)キャッシュ・インデックスの変化を確認

両方のコンテンツがインデックスされるように。
この時、キャッシュはPCページがキャッシュ。

(参照)


両方の内容が検索結果に表示。

(2017/1/2)モバイルのインデックスが消える

そしてさらに数日後の2017/1/2。モバイルのインデックスが消えました。

PCのインデックスは残っています。

 

botの状況

bot状況です。

時間 分類
2016/12/8 7:21 Googbot/PC向け
2016/12/8 7:49 Googbot/スマホ向け
2016/12/8 10:09 Googbot/スマホ向け
2016/12/8 10:09 Googbot/スマホ向け
2016/12/12 22:20 Googbot/PC向け
2016/12/14 14:29 Googbot/スマホ向け
2016/12/25 2:31 Googbot/PC向け
2016/12/25 15:14 Googbot/スマホ向け
2016/12/25 18:04 Googbot/PC向け
2016/12/25 18:04 Googbot/スマホ向け
2016/12/25 18:07 Googbot/PC向け
2016/12/25 18:07 Googbot/スマホ向け
2016/12/25 18:14 Googbot/PC向け
2016/12/25 18:17 Googbot/PC向け
2016/12/25 22:49 Googbot/PC向け
2016/12/25 22:52 Googbot/スマホ向け
2016/12/26 4:06 Googbot/PC向け
2016/12/27 2:10 Googbot/PC向け
2016/12/27 5:50 Googbot/PC向け
2016/12/28 19:05 Googbot/PC向け
2016/12/28 21:25 Googbot/PC向け
2016/12/28 23:16 Googbot/PC向け

12/25分はVaryの確認用でFetch as Googleを何回か送ったのでその影響かと思われます。

 

結論

結論として「(現段階では)よくわかりません」というのが正直なところです。

Vary HTTPヘッダーの設定を行ったことでPC向きに統一されたのか、あるいは、設定をしなくても時間の問題でPC向きに統一されたのか…。

ちなみにMFIについてはこんな話も。

結局SPページがインデックスされていたのはVary HTTPヘッダー周りのものだったのかなという気もしてきました。
※ただこれについても複数の検証ページを用意しないと確定できないんですよね…。

ただ、今現在PC向きのインデックスがされているということで、今後どうやって変わっていくのか引き続き経緯を追っていきたいと思います。


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