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広告、もうひとつの科学―日本の広告コミュニケーション

広告の分析、ということを考えていた時におすすめいただいたので購入してみました。

 

もくじ

Ⅰ部 人間、イメージ、広告

 広告、もうひとつの科学

 人間に見る広告行為

 過密情報がもたらす精神的環境の破壊

 伝説が生まれる過程

 商品を語らない広告の価値

 説得の方法、日本とアメリカの違い

Ⅱ部 日本の広告コミュニケーション

 自動車広告の二類型

 ウイスキー広告の二類型

 化粧品広告の二類型

 日本人の感受性の二類型

 二類型と結びつく二つの価値観

Ⅲ部 広告の持つ方向性

 広告の現在

 

気になった

(挑戦広告)広告を監視する立場の人々は、」だから虚偽的な情報非公開や削除、無類無比に関する疑義を排除しようとやっきになる

確かめることのできない情報であればあるほど情報をもたらした人が誰であるかが重要視される

各種広告の判断分析におけるアイテム

コピーの歯切れの良さと冷たさ

購買選択の情報にどこが重要視されるのか

 

感想

元々「同じような内容でも、デザインが優れていて見やすいサイトが上位にあったら、その下にあるサイトにはほぼ行かないのでは?」という話から「なにかデザインを客観的に評価する方法はないのか?」(Googleが「見やすいサイト」というのを客観的に評価する方法はあるのか)と考えていたところ、過去にこんな広告の文献があるよ!と紹介されたという経緯があります。

以下、読み終わって感じたことです。

 
・クリエイティブについては機械的に判断するのは難しそう
→見やすい・見やすくないの指標を取る際に一旦人為的に項目を抽出しなくてはいけない。
これを自動的に判別するのは難しいのではないか。やるのであればサイトの回遊とか滞在とかそんな指標になりそうだけども、それがクリエイティブの評価に直結するのかどうかというのはちょっと疑問。
なので現段階では機械的な評価は難しいのではないか。

 
・検索結果の文言と内容とのギャップ
→一方で、検索結果の文言と実際の内容の乖離、あるいは検索ユーザーの満足度に関しては簡単に図れそう。
字面だけだとマッチしていても検索ユーザーの求めているものと違う、とか。
これは「文脈を判断する」とかの話になるのかな。

 
・検索流入とクリエイティブのマッチ度が図れそう
→Googleではなくサイトオーナー側で分析する際にこういった視点を持っていると改善案が無数に出てきそうです。

 
・リスティング広告運用者にも面白そう
→広告がどのように見られるかのクリエイティブ指標が書いてあるので分析に役立つような気がします。

 
機械的にはまだ判定が難しそうですが、人が見る・分析する項目について非常に参考になります。
いやでも「人が分析できる」ってことは、パラメーターを振ってあげることで機械的に分析することも可能なのかな・・・気になります。