新版 結局「仕組み」を作った人が勝っている―驚異の自動収入システムは今も回り続けていた! (知恵の森文庫)
事業を「仕組み化」して成功している人を紹介した本。
2007年に刊行され、更にその5年後の2012年にその成功した人達が現在どうなっているかを追記したもの。
ウェブを活用した話、SEOを活用した話(!)が紹介されていたので非常に身近に感じることが出来ました。
もくじ
1.仕組みとは何か?
2.インターネット・ビジネス
自動的に収入を生む空港周辺駐車場の情報サイト(近藤勉)
ニッチなマッチングサイトで月商100万円(奥山裕輔)
何もしないで月50万円、「プチリタイヤ」を実現(石井貴士)
メルマガで築いた年収2,400万円の「仕組み」(森英樹)
ドロップシッピングによる「仕組み」を世界に展開(富田貴典)
3.情報起業
個人で月収1,000万円を稼ぐ情報起業の「仕組み」(室賀博之)
4.ビジネスオーナー
「金時力。」で「お金」と「時間」の両方を手に入れる(田渕裕哉)
5.投資
競売物件で手に入れた夢の家賃収入生活(藤山勇司)
「ヒルズの虎」の個人ベンチャー投資哲学(甲田英司)
6.発明
ひらめき一閃、発明で相手も自分も数千万円の収益(五十嵐隆雄)
7.ラットレースから抜け出すための「仕組み」作り講座
気になった
自分の好きなことを好きなときに好きなように楽しめるようになりたいという根源的な欲求
小さくてもトップになれば成功への道は開ける
SEO対策の活用
自分にしかできないオンリーワンビジネス
失敗するなら理由があるわけで、その理由を潰していくといつか必ず成功する
最初から商売根性丸出しではユーザーは引く。だからサイトでは様々な情報を「無料」で提供している
ビジネスオーナーは能力がない方がいい(笑)
頭のなかで悶々と考えているだけでは流れが生まれない
「千三」という言葉を意識している
自分に起きることは全て自分の責任。それをきちんと呑み込んで消化できるだけの度量があればたとえダマされてもいつか別の人から別の形で入ってくる
「標準化」により、誰かが抜けても問題なくビジネスが回り続けるようにする
何にでも好奇心を持つこと
行動、行動、即行動
メモを取る
感想
ウェブサイトを活用して儲けを得ている人も多く、非常に読みやすい本でした。
(SEO手法の話は2007年のものなのでちょっと古め)
業種が異なっていても、各人「即行動」と「仕組み化」の部分は共通しています。
その手法に関しても細かに説明されているのでそこから派生してアイデアを得ることもできるのかなと感じました。
(多分、ここから行動しない人が多い)
あと面白いのは2007年に紹介された人々がその5年後どうなっているか、の「アフター」部分。
当時と異なることを行っている人もいるものの、「仕組み化」の根っこの部分をしっかりと持っているためやはりうまくいっている人が多いです。
所謂「ラットレース」に疲れてしまった人や、新しく自分で稼ぎを作りたいという方におすすめ。
読んでて元気が出てきます。