2012年にもおすすめ本をまとたのですが、もう一歩進んだSEOを考える上での重要な要素があるのではないか?と思い、今回更新をしています。
2012年に紹介したSEOに特化した本のおすすめはこちら。
【2013年版】SEO対策を勉強する際のおすすめ本・書籍まとめ
※「2013年版」になっていますが2012年の記事です。
今回取り上げるのは検索エンジン最適化、という概念は少し離れたものもありますが結果的には役に立つというものです。
リスティング広告 プロの思考回路
リスティングのことも知っておこう、というのももちろんあるのですが、検索キーワードに対しての属性の考え方を知っておこうというのが取り上げた理由です。
そのキーワードは検索順位が上がることに意味があるのか、そうではないのか。
上がるのも1位でなくてはいけないのか、5位に入っていればいいのか・・・など。
リスティングというよりも検索結果においてのキーワードの考え方を改めて学べる一冊。
参考(過去記事):【キーワードと向き合う】リスティング広告プロの思考回路/佐藤康夫
IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
IA(Information Architecture)の本。
情報はどのように整頓されるとよいのか、どうすれば利便性が良いのかなどの発想方法に気付かせてくれる本。
ウェブサイト単位での構造の考え方が中心に書かれているのですが、もう少し俯瞰してみると検索エンジンから流入するユーザーの導線に発想を繋げることが可能です。
検索エンジンを使っているユーザーはどういう風に見えれば使い勝手が良いのか?
これは検索エンジン側の仕事のようですが、検索結果に表示されるタイトルやスニペットなど、こちら側である程度コントロール可能な部分というのも間々あります。
参考(過去記事):【ユーザビリティ・コンテンツを思考できる一冊】IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術/坂本 貴史
ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング [新版]Google Analytics経営戦略
前述の「IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術」と一緒に読むと面白いです。
SEO効果を見るために必要な解析の本。
面白いのはPDCAサイクルが
「ユーザーが検索エンジンから自分のサイトに来るまでにどういうストーリーを描く方が好ましいのか」
「解析結果がこうだから、サイトの内部はこう変えたほうがいいよね」
といったような具体的な部分に言及されている箇所です。
キーワードをサイト内に入れましょうといった平面的な部分ではなく、ストーリーという立体感を持った発想を手に入れられます。
参考(過去記事):【検索エンジンもストーリーとしてデザインする】ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング/権成俊
Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで
基本といえば基本のライティング。
基本とは言えども分かりにくいジャンルではあるのでこちらもぜひとも読んでおきたいです。
この本を今回の特集でおすすめしたい理由はWebライティングというだけではなくSEOの部分にも触れられているというところ。
検索結果事例を踏まえてどのようなライティングをすると適切なのかなどが具体的に書かれているので、他のライティング本と比較するとSEOとの親和性は高いです。
参考(過去記事):【ライティングというジャンルを抜けた本】Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで/林千晶・中野克平
インタフェースデザインの心理学
こちらは検索結果というよりも「流入後にどうするか」が中心。
ちょっとSEOからは離れてしまうのですが最終的にサイトに入ってきて、そこからの各種制約になるので様々なサイト内でのテストをする際に参考にしておきたいですね。
参考(過去記事):【手元に置いておきたい一冊】インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針/Susan Weinschenk
まとめ
すでに基本的なSEOのノウハウはGoogleのウェブマスターヘルプや他の有力なブログに記述されており、特別な知識というのがどんどん少なくなってきています。
今後、差が付いていくのが、基本的な部分をどうやって応用を効かせていくかの部分なのではないか?と思い読んだ本の中でSEOに役立ちそうな本をまとめました。
他にも面白い本があれば都度紹介したいと思います!
またなにかおすすめの本があれば教えて下さい^^